初めて行ったお店だけど、

女将さんも、常連さんもとにかく面白い。

その名も「ふるさと」

まさに故郷に帰った息子を歓迎するかのような…

入店しメニューを見ていると。

女将:「色々あるから、ゆっくり決めてね。」

とのこと。

でも、オレの目的はラーメンなので。

ダニエル:「ラーメン下さい。」

 

      以下、女将=お

         ダニエル=ダ

 

ラーメンには…

ビールだろ。

お:「ゆっくり飲んでね。」

ダ:「あっ、はい。」

お:「どこから来たの?」

ダ:「浜松の中央区。」

お:「ここらは田舎だもんでねぇ。」

お:「ラーメンちょっと待ってね。」

 

お話が好きらしい。

その後数名のおじいさん来店。

大きな声で、畑の収穫の話を始める。

その会話が面白い。

まるで漫才を聞いているようだ。

 

オレは女将から解放される。

 

やがて…

 

ラーメン到着。

お:「ゆっくり食べてよ。」

ダ:「ゆっくり食べたら伸びちゃうじゃん。」

お:「ゆっくりしていってほしいだよ。」

お:「お客さんいなくなっちゃう。」

ダ:「えっ?ハイハイ。」

スープは鶏出汁のあっさり醤油。

チャーシューは濃い目の味。

いただきます。

食事中は後から来たおじいさん連中と、

おかみさんがずーっと話してた。

かぼちゃの畑を消毒したら、

隣のスイカが全部枯れてしまったとか、

超ローカルな話でもちきりでした。

 

食べ終わって、勘定するときも。

お:「もう帰っちゃうの」

お:「ゆっくりしてけばいいのに」

随分持て余してきたから、

ダ:「これから仕事だからね。」

仕事なんかしてないけど、

適当にお茶を濁して変えってきた。

なんだかラーメンの味を覚えていない。

ラーメンふるさと。

おもしろいよ、行ってみな。