09年4月にスタートするプロ野球・関西独立リーグのドラフト会議が16日、大阪市内で行われ、神奈川県立川崎北高2年の吉田えりさん(16)=横浜市都筑区=が「神戸9(ナイン)クルーズ」から指名された。国内には1950~52年に日本女子野球連盟の下、女子プロ球団があったが、入団が決まれば男子選手と一緒にプレーする初の女子プロ野球選手となる。吉田さんは入団に前向きで、今後は通学の環境面などを含めて交渉を進める。

 吉田さんの得意球は右下手からのナックル。同じ変化球を投げる米大リーグ・レッドソックス、ティム・ウェークフィールド投手が目標で「私もナックルで抑える選手になりたい」と力強く宣言した。

 関西独立リーグは2~4日に合同トライアウトを開催し、400人が参加。吉田さんはシート打撃や紅白戦で延べ打者8人に対して無安打と好投し、約10倍の難関をくぐり抜けて合格した。ドラフトは合格者を対象に行われ、神戸球団が7巡目(全体では27番目)で吉田さんを指名した。元阪神投手の中田良弘監督(49)は「話題性よりも、紅白戦で結果を出したことが一番の決め手。下半身を鍛え短いイニングから起用していきたい」と期待を込めた。元オリックス監督でリーグ最高顧問の石毛宏典さん(52)は「リーグが女子野球の受け皿にもなればいい。野球を続けたいという彼女の純粋な思いを大事にしたい」と話していた。