今年の年末ジャンボ宝くじの販売も12月20日で終了し、あとは抽選(12月31日)を待つばかり。大当たりが出るといわれる売り場の窓口に大行列覚悟で何時間も並び、やっと買った宝くじを、黄色いものに包んで金運によく効く西の方角に保存。準備万端、あとは大当たりを待つばかり、という人も多いことだろう。
だが、思い出してほしい。せっかく大当たりしているのに、うっかりミスなのか、換金されていない宝くじのなんと多いことか。
みずほ銀行の発表によると、昨年発売された年末ジャンボの1等2億円1本、2等1億円12本、1等の前後賞5000万円6本の計17億円分がまだ換金されていないという。
年末ジャンボの場合、2004年も22億5千万円分、2003年15億円分(いずれも年末発表時の数字)が未換金だった。年末ジャンボに限らず、高額当選の宝くじが、毎年換金されずにどこかに眠っているのだ。
これらの数字には、高額当選だけでなく、末等など小額なので換金するのがめんどうなため、換金しなかったものも含まれるというのだが、その額はいかにも多すぎる。
そこで素朴な疑問。これらのくじは本当に発売されていたのか。そこで、みずほ銀行の宝くじ部にこの疑問をぶつけてみた。
担当者の説明によると、これらの未換金のくじについては、「どこの売り場で販売されたかもわかっており、売れ残ったものではなく、発売されたものに間違いない」ということだった(売れ残った宝くじは、全て抽選前に裁断し処分している、という話)。
ただ、現行の抽選方法では(売れ残りも含めた)全てのくじを対象に行われるため、売れ残ったくじの中に当選番号が発生する可能性もあるという。
たとえば年末ジャンボの1等の場合、出現する確率は1ユニット(1000万枚)に1枚だが、その1枚が売れ残りの中に含まれる確率はきわめて低く、これまでそういう例はないという。一方、末等などは売れ残りの中にも含まれていておかしくないことになる。
売れ残ったくじも抽選の対象になっている現状は、誤解を招くし、疑問が残るが、いずれにしても、高額当選の未換金と売れ残ったくじとは、無関係なようだ。
結局、未換金の宝くじが毎年発生する確かな理由といえるものは発見できなかった。とにかく番号のチェックは怠りなく、ということか。今年の年末ジャンボは、未換金のくじが少しでも減るよう願わずにはいられない。
みずほ銀行でも9月2日の「くじの日」を使って、今一度手元のくじを確認するよう呼びかけている。