2016年を振り返ると、やはりイギリスのEU離脱(ブレグジット)とアメリカ大統領選挙ではなかろうか。
一般人々の認識としてはどちらも、「まさか!」とは思っていたが「もしや?」とも思っており、結果として「そうなったか。」と納得してしまう、、、といった感じが大きいような気がする。
昨今のこれらの状況として「ポピュラリズム」という考えが頭をよぎる。いわゆる「大衆主義」といったもの。
ときに多数決の欠点とともに引き合いに出され、大きな驚きを持って迎えられるが決してあり得ないことではなかったような感覚となる。
右、左、リベラル、保守といった明確な思想とは別にいわゆる一般大衆受けする思想をくみ取り、票を集める。
先の両ケースもこれにあてはまらないだろうか・・・
EU、移民の流入、上がらない賃金、問われる安全性などはっきりした因果関係は不明だが、通常の認識ではなるほどと納得してしまう。結果としてEU離脱すべき。
アメリカでは、国内産業の空洞化、貿易赤字、雇用減少、移民問題軍産複合体の利益優先政治、、、大統領は主張の白黒が明確な人。
いずれも一般の人々にとっての現状認識に違う事なく、方向性として間違っていないと思われる、、、が果たしてどうだろうか。
多数決決議は真の民主主義の万能薬であろうか?
はたしてそのように思えるが、もっと異なる手法も存在するのでは?
2者(あるいはそれ以上)の択一ではなくポイント制という選択方法も存在しており、両者の結果は必ずしも一致しない事が示されている。
どちらが有効かという事は一概には言えないが、必ずしも多数決、人気投票で得られた結果が正しいと考えるのは危険だと思う。