太平記の時代の歴史が面白い。特に幕府とか将軍、天皇とかでなく普通の人の歴史。

網野義彦氏は日本中世史の研究の第一人者。

中世の百姓、職能民、悪党、海人など、興味深くダイナミックなお話を展開して下さる。

百姓というと農業を生業にし、荘園領主に年貢を納め、常に貧乏暮らしをしている中世の一般ピープルを思い浮かべるが、「いやいやさにあらず」と言う。

呼んで字のごとく「百」の「姓」を持つ、多くの職能の人たちとか、、、

巨大な兵力を持ち時の権力者さえも怯えさせた、宗教集団。

芸能に秀でた人々。特殊な職能を持ち権力にも使えたと言われる神人、舎人。

杣、傀儡子、深い山林を自由に動き回り狩猟を行うマタギなど。

山暮らしの民族、海辺の民が今と変わらぬ市場経済を渡り歩き国内外と交易していたという。

元々の日本は多民族国家で、大和、平安時代は非常にインターナショナル。

日本では日本史、世界史と歴史を分断して学ぶがもっと発想を自由な方がいい。

世界の中のアジア、アジアの中の日本という観点からみれば歴史ももっと面白いのでは、、、