今回の記事は、こちらの記事の内容とも「関連性」があることから、その「リブログ」としています(「元の記事」もぜひ...  別に見んでもええ...笑)

 

 

私が最初に紹介いただいた、竹崎清彦さんの動画がこちらです(「後述参照」)。

 

 

「Mathilde "いとしのマティルド(マチルダ)"」(1963-64)。

(第8回東京シャンソンコンクール フランス語部門「プルミエプリ」受賞/2021年7月11日)

 

 

 

 

 

「アメブロ」での、竹崎清彦さんの「ペンネーム」(「moribond1952」)の「由来」ともなっている曲がこちら。

 

 

「le moribond "瀕死のひと(そよ風のバラード)"」(1961)。

(第5回東京シャンソンコンクール フランス語部門「準グランプリ」受賞/2018年5月5日)

 

 

 

 

「la chanson des vieux amants "懐かしき恋人たちの歌"」(1967)。

(第6回東京シャンソンコンクール フランス語部門奨励賞受賞/2019年5月5日)

 

 

 

 

「la tendresse "優しさ"」(1959)。

(第7回東京シャンソンコンクール フランス語部門「プルミエプリ」受賞/2020年7月4日)

 

 

 

この曲については、いまだ紹介出来てはいませんので、ブレル自身の録音でもどうぞ。

(1960年3月30日、スイス・ローザンヌでのライヴ録音)

 

 

 

こちらが「オリジナル録音」です(1959年9月11日録音/同年11月発売)。

(大変美しい、「初期の名曲」のひとつです)

 

 

 

 

朝倉ノニーさんによる、「歌詞対訳」「解説」をどうぞ。

 

 

 

 

「Amsterdam "アムステルダム"」(1964)。

(「アミカル・ド・シャンソン10周年記念コンサート」/2022年9月29日)

 

 

 

 

「Madeleine "マドレーヌ"」(1961-62)。

(同上)

 

 

 

 

「les pieds dans le ruisseau "小川に足を浸して"」(1953-55)。

(第10回東京シャンソンコンクール「特別賞」受賞/2023年5月14日)

 

 

 

この曲についても、いまだ紹介は出来ていませんので、ブレル自身の「オリジナル録音」もどうぞ(1955年3月17日録音/1957年4月発売)。

 

 

 

この曲もまた、朝倉ノニーさんによる、「歌詞対訳」「解説」でどうぞ。

 

 

 

 

竹崎清彦さんの「facebook」

 

 

竹崎清彦さん(「ジャック・ブレル俱楽部」)の「note」

 

 

 

動画サイト公式チャンネル(「アミカルシャンソン」)

 

 

 

「ブレル財団」公式サイト

 

 

 

「ジャック・ブレル」がテ―マの記事一覧

 

 

 

 

さて...

 

 

 

「10月9日」がその「命日」、「4月8日」「誕生日」という、「フランスシャンソン界の3大巨匠」のひとり、ジャック・ブレル(1929-78)。

 

 

 

「今年(2024年)」は、その「生誕95周年」(昨年が「没後45周年」)にも当たるわけですが、何と、そのジャック・ブレルをすべて、「原語」である、「フランス語」で歌うという「日本人歌手」がいらっしゃいます。

 

 

 

 

その方は、「ブロ友さん」でもありまして、「moribond1952」という「ペンネーム」で、私の「ブレル記事」を中心に、「コメント」を、数多く寄せてくださってもいる方です。

 

 

 

 

現在、「シャンソン個展」と題され、ブレルの「誕生日」と「命日」に、「オール・ブレル・プログラム」によるコンサートを開かれているのですが、その「第2部」では何と、

 

 

 

 

ブレル最後のコンサート

その「全曲」に挑戦

 

(le defi de Roubaix ~le dernier concert 1967 de JACQUES BREL~)

 

 

 

という「一大目標」を掲げ、コンサートの度に、少しずつ曲目を積み重ねて、2029年4月8日の「ブレル生誕100周年記念日」までに、その「全曲制覇」(歌唱「15曲」+インストゥルメンタル「1曲」)を成し遂げたいとしておられます。

 

 

(ベルギーとの国境にあるフランスの都市、ルーベでの、ブレルのその「最後のコンサート」とは、1967年5月16日に行なわれたもので、「アデュー・オランピア1966」から、「2曲」が差し替えられています。

 

2013年以降の「大全集」に、その音源が収録されてもいますが、「過労」のため、「声の状態」は、あまり「良い」とは言えません。

 

そのため、「生前」には、音源を「公開」することは、許されてはいなかったのだと思います...)

 

 

 

 

この、「moribond1952」さんこと、竹崎清彦さんとは、最初のうちは、ただ「コメントのやりとり」だけだったのですが、「次の記事(↓↓)」に、翌2021年、「再度」コメントをいただいた際、ついに、その実際の「お姿」と、「歌唱にまで、たどり着くことが出来たのでした!!

 

 

 

 

「コロナ禍」のため、「ブレル財団」が発売した、「マスク」の記事(2020年11月26日付け)

 

 

 

 

そこで「紹介」いただいたのが、今回の記事の「最初」に挙げてもいる、「Mathilde "いとしのマティルド(マチルダ)"」(1963-64)の「動画」だったのです!!

 

 

 

「歌う時」の、「フランス語の発音(発声)の難しさ」については、それまでのやりとりで、特に「この曲」について、書いてもいたのですが、「動画」を見て、私も、「感動」のあまり、「コメント返信」(2021年8月3日付け)にて、その「思い」を、隠すことなく伝えています。

 

 

 

 

竹崎清彦さんの、この「シャンソン個展」は、毎年必ず、ブレルの「誕生日」と「命日」に行なうということですが、「午後の早い時間」に開催ということもあり、「私」としては、原則、「水曜日」にしか、聴きに行くことは出来ないということにもなるのですが、「今回」は何と、その「水曜日」...。

 

 

 

これは、何としてでも行くぞ!!

 

 

 

と心に決め、さっそく、「準備」を始めたのでした...。

 

 

 

 

もちろん、実際に会うのは「初めて」ですから、あらかじめ「行く」と伝えて、「余計な緊張」は与えたくないと思いました。

 

 

(こういった場合、私はまず、「サプライズ」という手を使います。

 

「これまでの例」を見ても「分かる」通り...)

 

 

 

 

私自身も「緊張しい」ですが、それ以上に、一番の「不安」は、やはり「台風」でした。

 

 

 

「直前」になって、台風が「ダブル」で発生し、特に、台湾付近で「猛烈な勢力」であった、「18号(クラトーン)」には気をもみましたが、「超ノロノロ」であった、8月の「台風10号」同様、「高気圧」に進路を塞がれている間に衰え、「熱帯低気圧」となった後「消滅」したので、私は思わず、胸をなでおろしました...。

 

 

 

 

そして...

 

 

 

実は今回、

 

 

 

「二人でサプライズを仕掛けましょう」

 

 

 

と、かねてより、「会う」ことを相談してもいた、ユトリロさんに声をかけたのが、9月24日のこと。

 

 

 

 

仮に、「私ひとり」であっても、その時伝えた通り、

 

 

 

「事前に何も知らせず、しれっと入るつもり」

 

 

 

 

だったのですが、「ダメモト」ながら、運良く、「賛同」をいただくことが出来ました...。

 

 

 

 

 

「向かった先」は、ジュクハラ... 

 

 

 

もとい、「原宿」亜子... 

 

 

 

ゴホン!!

 

 

 

 

東京山手線「原宿駅東口」から、歩いて「10分」くらいのところにある、「アコスタディオ」。

 

 

 

 

何でも、「前回」まで利用していた会場が、突然「閉館」になってしまい、急きょ、こちらに「変更」されたということで、並々ならぬ「ご苦労」もあったようですが、小規模な「クラシックコンサート」でも「定評」のある、「音響的」に、とても素晴らしい会場です。

 

 

 

 

開演は14時からでしたが、13時30分の開場から、何と、竹崎さん自身が「出迎え」に立つということにも「ビックリ」!!

 

 

 

ここで、ユトリロさんと落ち合った私は、

 

 

 

「あくまで、サプライズは終演後に」

 

 

 

ということで、この時点では、「正体」を明かすことなく、そのまま、「席」につくことにしました。

 

 

 

 

「予約者は20人くらい」ということでしたが、「60人」くらいは入る会場で、「飛び入りでも全然OK」とも、竹崎さんは書かれていましたので、私たちはそれで入ったのですが、それなのに何と、竹崎さんの「真正面」に当たる「特等席」(「近い近い!!」)に陣取ることが出来たので、「ラッキー」...だった反面、緊張する、緊張する...。

 

 

(ちなみに、ほぼ「真後ろ」には、一応、「年賀状のやり取り」もしている、シャンソン評論家、大野修平先生が座っていらっしゃいました...)

 

 

 

 

そして、ついに「開演」!!

 

 

 

 

 

歌われた曲目は、「次の通り」です(「邦題」は、私が普段使っているものに「統一」してあります)。

 

 

 

 

第1部「秋に歌う・ファネット」

 

 

1.les pieds dans le ruisseau  小川に足を浸して (1953-55)

2.les coeurs tendre  優しい心 (1967)

3.l'ivrogne  酔っ払い (1961) 

4.la tendresse  優しさ (1959)

5.la Fanette  ファネット (1963)

6.la valse a mille temps  華麗なる千拍子 (1959)

7.ne me quitte pas  行かないで (1958-59)

8.quand on n'a que l'amour  愛しかないとき (1956)

 

 

 

第2部「LE DEFI de ROUBAIX ルーベ・コンサートへの挑戦2」

 

 

9.fugue  フーガ  (1966)   *ピアノ・ソロ曲

10.le moribond  瀕死のひと(そよ風のバラード) (1961)

11.fils de...  子どもはみんな (1966-67)

12.la chanson de Jacky  ジャッキー (1965)

13.la chanson des vieux amants  懐かしき恋人たちの歌 (1967)

14.les vieux  老夫婦 (1963)

15.Mathilde  いとしのマティルド(マチルダ) (1963-64)

16.le plat pays  平野の国 (1961-62)

17.Madeleine  マドレーヌ (1961-62)

 

(EN)18.Amsterdam  アムステルダム (1964)

 

 

 

ピアノ:アニエス晶子さん

 

 

 

 

「第1部」は、「マイクの不調」なのか、「ピアノ」に対して、やや、「音量で負けている」といった印象がありましたが、それでも、「酔っ払い」や、「華麗なる千拍子」(「終盤」に向かって、どんどんと「加速」していくので、「発音面」でも、特に「難しい」曲)、「愛しかないとき」など、「さすが」と思わせるに充分の、本当に「熱唱」だと感じました。

 

 

 

竹崎さんは、「感情表現も豊か」であり(「歌」はやはり、「心」です!!)「優しさ」や、今回「初挑戦」されたという「ファネット」にも、大変心を打たれました。

 

 

 

 

 

「第2部」は何と、「この曲」から始まります。

 

 

 

もともと、1966年10月の「アデュー・オランピア」など、「さよなら公演」に向けて作られたと見られる、やはり「ピアニスト」である、ジェラール・ジュアネスト(1933-2018)の手による、オープニング・インストゥルメンタル曲、「フーガ」。

 

 

 

 

この曲を「ピアノ独奏」するため、今回も「伴奏ピアニスト」を務めていらっしゃったアニエス晶子さんが、自ら「採譜」し、「アレンジ」したということですが、本当に、アニエスさんのピアノは、「音色が美しい上に力強い」ものでした。

 

 

 

そして、これは後に、「話」にも出たのですが、アニエスさんは、「歌い手に自由に伸び伸びと歌わせてくれる」「失敗してもフォローが上手い」など、まさに、「伴奏者の鑑」!!

 

 

 

(見た目も、「元アイドル?」というくらい、「カワイイ」感じのする、「美しい方」でありまして...。

 

「ファン」になっちゃったかも知れない...)(←ま~た始まった!!...爆)

 

 

 

 

 

そうした「素晴らしいパートナーの助け」もあって、「ミス」をしても決してあきらめず歌い切り、この「第2部」は、本当に、「大変感動的なステージ」となりました。

 

 

 

今回、「予定から外した」という「アムステルダム」も、結局、「アンコール」の形で「最後」に歌ってくださり、それだけでも、「得した気分」になったことは、もう、言うまでもないことです...。

 

 

 

 

終演後、私たちは、竹崎さんのもとへ行き、いよいよ、その「正体」を明かすことになったのですが、ユトリロさんは「(「実名」の)名刺」を出されたのに対し、私はまず、「前回の記事」に「いいね!」をいただいたことを挙げた上で、先述の、あの「ブレル財団のマスク」を取り出して、見せてみたのでした。

 

 

 

そうしたところ...

 

 

 

「まさか...!!」

 

 

 

ということになったのですが、実はこのマスク、上掲の私の記事を見て、竹崎さんも直接「注文」され、その後、「届いた」との報告もいただいたことから、

 

 

 

「見せれば絶対に分かる」

 

 

 

と思ったのです。

 

 

 

 

...しかし前日、「ここにある」と思っていたところになかったので、とても焦りました。

 

 

(最終的に見つかって、本当に良かったです...)

 

 

 

 

 

見事に、「サプライズ大成功」となったわけですが、そのために何と、「記念撮影」までしてくださった上に、「退出ギリギリ」まで、本当に「特別」に、時間を作ってもいただきました。

 

 

 

 

そこでは、「発音の難しさ」、その「解釈」をはじめ、「多方面」で話題が出たのですが、やはり、

 

 

 

「歌詞がなかなか憶えられない」

「憶えてもすぐ忘れる」

 

 

 

といったことを話されていましたね。

 

 

 

それはもう、「40年以上」も聴き続けている「私」でも「よくある」ことですから、致し方はないと思いますが、

 

 

 

「歌詞を見ようとすると、そこだけに目が行ってしまうから良くない」

 

 

 

とも、話されていました。

 

 

 

 

「完璧な歌」を求めるのではなく、この方は、本当に、「応援したい」と思わせるタイプの人で、だからこそ、「入場料」も、あくまで「応援」といった額(2000円)でしかないのですが、私も、竹崎さんのそうした「活動」を紹介することで、「ブレルをさらに広めたい」という、「使命感」にも燃えて来ました。

 

 

 

なので、「この記事」が、少しでも多くの方に読まれ、少しでも、「助け」になればと思います。

 

 

 

(「次回」は、「2025年4月8日」の開催です!!)

 

 

 

 

ユトリロさんとともに、「アコスタディオ」を後にすると、外はやはり、「雨」が降っていました。

 

 

それほどの降りでもなかったのですが、この日、「福井」の天気は「晴れ」。

 

 

いつもなら、「太平洋側は晴れているけど、日本海側は雨だなあ...」になるのですが、この日は「逆」でした...。

 

 

 

この後、近くの「カフェ」で、コーヒーをいただきながら、少しお話をしたのですが、あらためて外へ出ると、雨はもう上がっていて、晴れていましたね(またしても、「天気の子」か?...)。

 

 

 

ユトリロさんは、「バスタ新宿」から帰路に就くということで、「新宿駅」まで山手線でご一緒し、そこで別れたのですが、私の向かう「東京駅方面」は、「この時間帯」は、新宿駅から、「中央線快速」の方が空いています...。

 

 

 

 

*ユトリロさんの記事も上がりました!!

 

 

(アニエス晶子さんの「写真」もあります...笑)

 

 

 

 

 

この日私は、「都合」により、実は「往復」とも、「航空機(日本航空)」利用でした(「東海道新幹線60周年」なのに...)。

 

 

 

「往路便(南回り)」では、日本海側は晴れていたので、「文殊山(福井市)」「はっきり」と分かりましたが、これは、「北陸新幹線」の高架橋のおかげでもありますよね(昔は、これほど分かりやすくはありませんでした...)。

 

 

「東海道新幹線品川駅」では、この日まで「コラボ」の、やはり「かっぱえびせん60周年記念企画」を見に行きましたが、見つけましたよ、「上り22番ホーム8号車付近」の「えび」を...。

 

 

ここ以外に「分かりやすいところ」は、もう「なかった」ですね。

 

 

(「東京駅ホーム」は、絶えず列車が停車しているので、途中であきらめました)

 

 

 

また、「品川駅」では、4ヶ所に設置された、「歴代新幹線スタンプ」を「コンプリート」もしました。

 

 

 

 

夕方、「東京駅」に戻って来た後、久しぶりに、「新橋駅」から「ゆりかもめ」「台場」まで往復しましたが、やはりもう、「混雑」する時間帯でもあったので、「夜景を充分に楽しめた」とは、ちょっと言い難いです。

 

 

(「台場」は、「フジテレビっ子」だった2000年代にはよく来てました。「めざまし三宅アナ」、本当にどうも、お疲れさまでした...)

 

 

 

 

「復路便」はもう、小松行き「最終便」でもあったのですが、何と、「JTA(日本トランスオーシャン航空)」による運航だったので、ちょっとした、「沖縄気分」も味わえましたね(「北ウィング」出発なのに...笑)。

 

 

また、「出発間際」に、「福井選挙区」出身の、「元大臣」さん(I.T.氏)も乗って来られました。

 

 

 

「夜の便」のため、客室内は「減光」され、本当に、「夜景」がとても美しかったです...。

 

 

(ちなみに今回は、「往復」とも「クラスJ」で、座席はともに「2K (右手前方窓側)」でした)

 

 

 

 

 

*「ドラえもん」の声優として知られる、大山のぶ代さんが、9月29日、逝去されたというニュースが入って来ました。

 

 

「私たちの世代」にとっては、やはり「ドラえもん」と言えば大山のぶ代さんであり、その「思い出」も、本当に、「多すぎる」ほどあるのですが、7月の、「のび太」役小原乃梨子さんに続く訃報で、これで、「メインキャスト5人」のうち、「しずか」を除く、「4人」までが世を去ったことになってしまいました...。

 

 

 

この場をお借りしまして、謹んで、大山のぶ代さんのご冥福をお祈りしたいと思います。

 

 

 

 

合掌...。

 

 

 

 

大山のぶ代(1933.10.16-2024.9.29)

 

 

 

 

(daniel-b=フランス専門)