来年(2024年)3月16日の北陸新幹線「敦賀延伸開業」に向けた試験走行にあわせ、10月1日、福井県内の新幹線4駅で、営業車両「W7系」の歓迎式典が開かれました...。

 

 

この動画の記事(「福井新聞」さん)

 

 

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さて...

 

 

9月23日より、新幹線電気・軌道総合検測車「イーストアイ」による「走行試験」が始まった、来春開業の北陸新幹線延伸区間...。

 

26日早朝には、「営業車両」である「W7系」による、初の「試験走行」も行われましたが、この10月1日、ついに、その公式の「歓迎式典」が、石川・福井両県の「新幹線延伸区間各駅」にて、執り行われることになりました。

 

この式典には、「一般公募」による「沿線住民」の参加枠もあったのですが、「各駅500人程度」とあっては、それはもう、「狭き門」には違いはなく、私は、「外から眺めるだけ」にすることに決めていました。

 

 

 

...というわけで、1日日曜日は、勇んで、「芦原温泉駅」まで足を運んだのですが...。

 

 

 

この「式典」の「開催要項」はわりと「アバウト」で、たとえば「福井駅」の場合、「13~15時」の間に開催し、その中で、「W7系」を出迎え、「約30分停車」したのち、「次の駅へと向かう」というものです。

 

同様に、「次の駅」である「越前たけふ駅」は「14時30分~16時」、「敦賀駅」では、「16時から」となっていました。

 

 

本当に「分かりづらい」ですが、「芦原温泉駅」では、「12時30分~13時30分」となっていたので、たぶん、この「芦原温泉駅」に「12時45分から13時」の間に到着し、「約30分の停車」ののち、「福井駅」では、「14時ごろ」に見ることが出来るのではないかと、私は「推測」したわけです。

 

そして、それならば、「福井県内では最初の駅」となる「芦原温泉駅」に足を運べば「確実」だと思い、どのみち訪れるつもりでもいましたから、やはり「予定前倒し」で、ここへ向かうことにしたのです...。

 

 

しかし、結果としては「よもやの大失敗」で、これはもう「記事にならない...」と思うことにも...。

 

 

 

「往路」は、福井駅11時13分発の「各駅停車(普通列車)」金沢行きに乗車。

 

「森田」、「春江」、「丸岡」の順に停車し、次の「4駅目」がこの「芦原温泉」ですから、「距離」にしてもわずか「17.7km」、「特急」(所要「約10分」)に乗るまでもなく、「16分」で着いてしまいますが、「混雑」するときには、もう「うんざり」というくらいにも「混雑」しますから、普段、「各停」は、少し「避けている」ところもあります。

 

しかし、この日の「この列車」は、まだ座席に「余裕」があり、「座りたい席」に座ることも叶いました。

 

 

「芦原温泉駅」と言えば、2019年6月26日、日射しが「キツい」中、「Tシャツに自転車」で出かけたために、その後、「ステロイド剤」を飲まなくてはならないほどの「日焼け」に苦しんだことを思い出しますが(記事中にも書いています)、「電車」では、「2016年12月15日」以来となりますかね。

 

 

(↓↓)こちらの記事の...。

 

 

(「ちはやふる」のキャラクタ―「綿谷新(わたやあらた)」は、福井県あわら市の出身という設定で、「実写版映画」でこの新を演じた新田真剣佑さんは、「役作り」のため、福井県内に住んでいたこともあります。

 

また、新田真剣佑さんの「新田(あらた)」は、このキャラクタ―の名を、原作者の承諾を得て、「もらった」ものだということです)

 

 

 

この「芦原温泉駅」は、1972年11月1日から、現在の「橋上駅舎」(3代目)となっており、「福井県内」ではもちろん、「北陸本線の駅」としても、長らく、「珍しい」タイプの駅舎でした。

 

 

「ホ—ム」は、やはり「12両編成」にも対応している、昔ながらの「長大ホ―ム」ですが、それすら、「ちっぽけ」にも見えてしまうくらい、3階建ての「新幹線駅舎」は「超巨大」で(「新幹線開業後」は、「こちら」が「JR駅」になるんだから仕方がない...か)、あの「糸魚川駅」(新潟県)を、すぐにも思い出してしまいますね...。

 

 

「武生」「鯖江」と違い、「芦原温泉」は「現駅併設」ではありますが、「在来線駅」は「ハピラインふくい」に「移管」となるため、やはり、「JR在来線」としての「きっぷ」は、おそらく、この駅では「最後の購入」ということになるでしょう。

 

「みどりの券売機(指定席券売機)」、「近距離券売機」とも、「入場券」、「乗車券」、「(自由席)特急券」(「近距離券売機」のみ)を、実際に使用するものとは別に購入もしておきました。

 

(「帰り」は「特急」でしたが、「残席が少ない」ようでもあったので、あらかじめネットで予約し、福井駅で発券しておきました。駅も、「混雑する直前」の時間帯だったので、まさに、「ギリギリセ―フ」でした...)

 

 

 

この「芦原温泉駅」も、建設の際に、「在来線駅舎」を「新幹線駅側へ移す」ようなことを、たしかどこかで見聞きしたことがあったのですが(「間に合わない」ので断念したとかなんとか...)、現在の駅舎は、大変「貴重」なものでもあるので、これで「良かった」のかも知れません...。

 

 

「新幹線開業」の際には、「在来線現駅(「ハピラインふくい」)」との間に「連絡通路」も設けられるようですが、現時点では、在来線を跨ぐように設置されている、「東西自由通路」(下記「AFLARE(アフレア)」とも直結)へまわるしかありません。

 

 

(この日、現在の「東口」から外へも出てみましたが、「自由通路」の「東口」側では、「式典参加者」の「受付」が行われていました)

 

 

参考記事(「福井県あわら市」公式サイトより)

 

 

 

こちらがその「AFLARE(アフレア)」...。

 

 

館内は、ちょっとした「ミュ―ジアム」となっていて、充実した「展示スペース」は、「こっちの方こそ、福井の玄関口なのでは?」といった印象すら受けました。

 

列車の待ち時間には、「ピッタリ」の施設かも知れません...。

 

 

(やっぱり、「手狭な印象」の福井駅より、こっちの方が絶対に「いい」、と思う...)

 

 

「AFLARE(アフレア)」公式サイト

 

 

 

こちらが「福井駅」。

 

この日、10月1日に「オ―プン」となった、「福井市観光交流センタ―」内部の映像です(「完成時」。今年2月17日公開)。

 

(この日は、「オ―プニングイベント」のため混雑していたこともあり、私はあえて入場しませんでした...)

 

 

公式サイト

 

 

 

この日の「歓迎式典」は、「石川県」側の、「小松駅」、「加賀温泉駅」でも行われました。

 

 

「小松駅」の映像が、「ニュ―ス」にもなっていますね...。

 

 

 

変わってこちらは、9月26日、「営業車両」である「W7系」による、初の「試験走行」の模様です。

 

 

さらにこちらは、9月23日、あの「イ―ストアイ」の、「県内初走行」の模様です。

 

 

8月7日、「福井駅」では、実はこんな映像も撮影されていました。

 

「(発車案内の)電光掲示板」の「試験点灯」だということで、大変「レア」な映像だと、「話題」にもなりました。

 

 

「延伸区間各駅」の「発車メロディー」もあらためてどうぞ!!

 

北陸新幹線の「ビュ―スポット」ともなっている、福井市の「文殊山」...。

 

(2022年1月、当ブログ内で発表した「自作小説」にも、実は「登場」しています...)

 

 

 

「試運転」に先行して、「工事用車両」からの「前面展望」映像も公開されました。

 

上が「石川県内」、下が「福井県内」です(一部区間を除く)。

 

(「福井県」側は、工事用車両の「留置」のため、「実際とは逆(反対側)」の線路を走っている区間もあり、大変「貴重」な映像ですね)

 

 

 

...最初にも書いた通り、今回の「芦原温泉駅」、結果としては「よもやの大失敗」で、これはもう「記事にならない...」とも思いました...

 

 

と言うのは、「式典」には、「一般参加者」(「市民」)も含めて「関係者」しか入場出来ないので、「東西自由通路」上の、「新幹線改札口」近くの「西側」から見ていたのですが、やはり「角度」が悪かったのか、「W7系」が入線してくる「下り線」は「反対側」に当たるため、完全に「死角」となって、本当に、「入線の瞬間」がまったく「見えなかった」のです...(涙)。

 

 

「入線」は、先述のように、「12時45分から13時の間」と踏んでいたのですが、一瞬「歓声」が上がった瞬間にも、私のいた位置からはまったく見えず、その後、「あれよあれよ」と言う間に式典も終わってしまった様子でした。

 

 

「発車」の瞬間には、「東側」にまわって見送ろうとも考えていたのですが(線路は、「東側」に向け、大きく「カ―ブ」しています...)、これなら、最初から「東側」にいれば、「入線から発車まで完璧に見えた」のだと思います。

 

 

「あわら市」は、駅の「西側」が「メイン市街地」なので、どうしても、私のいたような位置(場所)にとどまることは「あるある」ではありますが、「こちら側」からは、「上り列車は見えても、下り列車は見えない」ことを、肝に銘じておくべきですね...。

 

 

 

「これだけ」なら、本当に、ただの「大失敗」...。

 

 

 

13時56分発の特急「サンダーバード24号」にて福井に帰り着いたとき(「14時07分着」)、「新幹線改札口」は「シャッター」が下りていたので、「もう、イベントは終了か...」とも思っていたのですが、「駐輪場」に自転車を取りに行って、あらためて外から、「新幹線ホ—ム」に目を遣ると、そこには、あの「W7系」の姿が...。

 

 

「これは...!!」

 

 

と思って、すぐ近くの「足羽川橋梁」(「木田橋」)に向かったところ、やはり多くの人々が集まって来ていて、ちょうど「発車」となった「W7系」を、「横断幕」を掲げて出迎えているところでした。

 

 

「14時20分」のことでした...。

 

 

(「福井新聞」さんの記事では、福井駅到着13時50分とのことで、私の「予想」からは、「10分」程度、「早かった」とも言えますね...)

 

 

 

「足羽川橋梁」(「木田橋」)に着いてすぐ、「W7系」がやってきたので、「(JR貨物)南福井駅」付近や、「国道8号下河北陸橋」まではもう追いつきもしませんが、とにかく、「ひと目見れただけでも良かった」...。

 

 

この日、「目にすることすら出来なかった」では、本当に、「何のために出かけたのやら...」ですからね。

 

 

「低層」で、しかも「1面2線」という、「福井駅」の「特殊な構造」だったからこそ、「外」からも、「停車」している様子が「バッチリ」と見えたわけで、こんなところは、「変にありがたい」とも思いました。

 

 

最初から、「福井」にとどまっていた方が良かったのかなあ、と、思わないでもなかったですが、まずは、「ムダ足」にならなかったことには「感謝」ですね。

 

 

この先、「越前たけふ」は「新幹線単独駅」、「敦賀」は、「かなり高い」ところにホ―ムがある上、「在来線駅」からは、「かなり離れた位置」にもあるため、そこまでの「深追い」はしませんでした(その代わり...)。

 

 

どのみち、「開業後」には、「必ず」行きますからね...。

 

 

 

というわけで、10月1日、北陸新幹線延伸区間、「W7系歓迎式」の模様を書いてみました。

 

 

 

ありがとうございました。

 

 

それではまた...。

 

 

(daniel-b=フランス専門)