さて、今日は、クラックシャフト・ベアリング(前&後)の取り外しです。
「なになに?エンジンを加熱膨張させて取るのか...」
いろんな加熱方法があるようですが、今回は、オーブントースターでやってみることに。
下の写真が、ベアリングはずし作業の道具達です。
左から、
・皮製の手袋
・木の板のきれっ端
・ボックスレンチ(9mmのヘッド)
・プライヤー
・オーブントースター です。
また、作業場所は、キッチンになりますね~。(奥さんに注意!!)
①エンジン全体を加熱する。
パンを焼くのと同じ要領で、オーブントースターで、
5分程度、加熱します。
*今朝のパンくずが写ってますね。失礼!
ここからの作業では、決して直接素手で触れない様に!!
少なくとも、右利きの人は、左手に皮手袋をしておきましょう。
右手は、道具を持ちますから...
②ベアリング(後ろ側)を外す。
オーブントースターから取り出すと同時に、
上の写真(中央)の様に、プライヤーでエンジンをつかみ、
準備しおいた板の上に、軽く、
「トン!」とたたきつけると、
「ポロン!」と、ベアリングが取れます。
*加熱が充分であれば、ほとんど力をかけずにとれます。
③ベアリング(前側)をはずす。
前の作業が、順調に出来れば、再度加熱することなく、進めます。
エンジンの内側に当たらない程度の太さのボックスレンチで、
後ろ側から、「コツコツ!」とたたいてやると、
ベアリングがだんだん取れてきます。こちらも特に強い力は必要ありません。
*あまり、ボックスレンチをエンジンの中で前後させない方がいいので、
先端をベアリングに押し当てた状態で、グリップのアタマを、プライヤーで、
「トントン!」とたたいてやると、スムーズの取れます。
これで完了です。
前・後ろとも、取った後はきれいなもんですね。
*後ろのベアリングは、ちょっと汚いですね。ゴロツキは感じられませんが...。
やっぱり、どっちも交換しておくことにします。
ただ、37の後ろ側のベアリングは、特殊な様で、あまりショップに在庫がないので、
来週以降の作業になりそうです。
その4につづく...