福知山城から車で10分くらいのところ。
三段池公園てのがあります。
いわゆる総合公園です。福知山藩主・松平忠房って殿様が造ったそうです。
その三段池公園から数分。
歩いて数分なのでしんどくはない。
そこに猪崎城(いざきじょう)跡があります。
予め申し上げておきます。
今回は土の城デス。
攻城は2度目です。以前はサラ~と見ただけなので、今回はザックリと見る為に寄ってみました。
猪崎城は天文年間(1532~55)塩見利勝によって築かれた中世城郭です。
天正七年 (1579) 信長さんの丹波攻略の命を受けた光秀くんの攻撃を受け、城主・家利(利勝の子)は城に火を放ち城から脱出するが討取られたと伝わる。その後に城は廃城となり候。
城跡はこんな感じ。主郭を中心に幾つもの帯曲輪に囲まれたコンパクトにまとまった城デス。
城への入口。この右隣りには墓地があります。
元々ここが大手道であったは不明ですが、舗装された歩きやすい登城道を登って行く。
ほれ~土のウニョウニョ感が見えてきたね~ ゾクゾクするね~
右側に郭が出てきました。
主郭西側のやや広めの曲輪。
真っすぐ行くと早くも主郭。右には腰曲輪。
登城道左側の主郭下には横堀が通っていて土塁があります。
整備されていて遺構が非常に見やすい
前に来た時は深入りしてなくて気付かなかったが、この手前の穴ボッコは何じゃろ
もしかして落とし穴 塹壕 武者隠し 雪隠 往時からある穴でしょうか
横堀を先へ進むと土塁と横堀がイイ感じで主郭を巡ってますよ。右は主郭の虎口やね。
光秀くんが攻めて来た時には城兵はここで応戦してたんやね。
土塁の上から撮る。
土塁の外は帯曲輪が段々となっていて、その下は登場してきた道です。
南側へ廻り込むと土塁低くなりました。
腰曲輪への虎口。上がって来る光秀くん隊に横矢が飛び交います。
通ってきたとこ振り返って撮る。
南側に主郭への虎口ありました。
南側の腰曲輪。こっち側は土塁ないね。
主郭西側にも虎口。光秀くん隊は両側から登って来て虎口に入るので横矢受けまくりデス。(ここまで登って来たかどうか知らんけど)
西側の2段になった帯曲輪。
竪堀
竪堀のような気がする。光秀くん隊は一列に進んで来るので正面から狙い撃ちデス。
西側斜面は細い道があったり、ウネウネ感満載の形状。登って来る光秀くん隊は右往左往したことでしょうデス。
西側帯曲輪からの眺望。
由良川の向うは福知山市街地。光秀くん本陣が見渡せたことでしょう(どこに本陣置いたか知らんけど)。
先程の虎口から主郭へ上がろう。
横道(空堀)に反れたが登城道からやと西側のこの場所から主郭へ上がることになる。盛り上ってる場所は上がって来る奴に目を光らせてた櫓台跡。と、いうことは、やっぱ登城道は大手道やったかもしれない。
主郭デス。
丹波・猪崎城 撮ったど~(2回目)
誰かの詠んだ句のような石碑あり。
主郭を奥の方から撮る。平日の午後なので足軽一人いない。
主郭から福知山城が見える。どこかわかりますか 目を凝らして探しなされ
ありしました。
この角度はここでしか見れないですね。
そういう事で、普通の山城なら藪状な土塁や横堀、腰曲輪と土のウネウネ感が整備されてて非常に分かりやすい城跡なので、福知山城で石垣と転用石を見てから土の猪崎城を楽しめる、初心者向けの山城でおますよ。
ほな、次回は遠征記事でお会いしましょう。
18/03/07