「殺人の追憶」「グエムル-漢江の怪物-」のポン・ジュノ監督、韓国の大女優キム・ヘジャ、兵役などを経て5年ぶりのスクリーン復帰となるウォンビン出演
「母なる証明」
を観ました。
薬剤店で働く母親(キム・ヘジャ)は、友人(チン・グ)とつるんで問題ばかり起こす、ちょっと心が幼い息子トジュン(ウォンビン)が心配でたまらない。
ある日、彼らの住む小さく平和な町で、一人の女子高生が殺害されるという事件が発生する。そして、警察はトジュンを逮捕してしまう!
「あの子が殺人なんて犯すはずがない!」
だが、捜査もずさんな警察はアッサリ事件を終わらせようとし、取り合ってくれない。
そこで母親は、自らの手で真犯人を探すことを決意する!
というお話。
これはネタバレしちゃったらいけない映画ですし(ネタバレしても面白い→そこがまた凄い、のですが、しないほうがより楽しめる)、たくさんの人に観てほしいので、詳細は控えます。
まず言っておきますと、この映画、
今年№1の傑作
かもしれません。。。
まず、
キム・ヘジャが素晴らしい。
「チェンジリング 」を観たときに
“母という生き物”
についての映画だ!と言いましたが、これもまさにそうですね。正直、「チェンジリング」より凄いと思います(個人的には)。
ウォンビンも初めて観ましたが、澄んだ美しい目をしており“トジュン”は彼しかいない!って感じです。
トジュンの友人役チン・グも、悪人なんだか善人なんだかわからないキャラクターを見事に演じ切っております。
サスペンス映画としても観られるし、コメディ要素も含まれていますが、ムダがないというか、全てに意味がある。きっちり伏線が張られているから、終盤の展開~秀逸なラストにも唸るしかない。
凄い映画を観た!と満足したのだけれど、果たしてこの映画は大衆受けするんだろうか…!?とも思いますね。
少なくとも、今の日本の(大作)映画事情では絶対作れない映画でしょう(小規模なら可能かもしれませんが)。
いや~、今年の私的ベスト映画ランキングは、園子温監督「愛のむきだし 」のダントツ1位で決まりだと思ったんですけどねぇ…まぁ、まだ「母なる証明」を観たばっかりで興奮状態にあるので、年末に落ち着いてもう一度考えたいと思いますがw
今年観る予定の映画で、これに対抗できる“可能性がある”のは
クエンティン・タランティーノ監督
「イングロリアス・バスターズ」
ぐらいですかねぇ~。近々観に行きま~す!