第六話~探偵さんの推理~
「・・・・・・・開きましたよ?」
「・・・・・・・開いたわね」
さっきから嫌な予感で鳥肌が立っている。
確かにサスペンス的なことを探偵さんが言ったからそういうことを想像したけれど、ここまでとは思わなかった。
ドアノブを掴んでいる手は震えている。
「もしかして・・・・・獅子熊君!」
「まっ、待ちなさい! 皐月!!」
探偵さんの制止を振り切って部屋に入る。
土足のままだと言うことに気づいたのは上がり切ってからだった。
薄暗い部屋の中はすこし散らかっていた。
毛布が落ちているベット。
漫画が少し山積みになっている机。
衣服が引き出しの中からだらしなく出ている箪笥。
掃除をしていないせいか、空気は埃っぽい。
風呂場、台所、トイレ。
どこを探しても獅子熊君の姿はなかった。
「探偵さん、探偵さん! 獅子熊君、いません!」
この気持ちは最悪な展開が起きなかったことに対する安堵なのか、
姿が見えないことに対する寂寞なのか分からない。
とても複雑な感情が心の中を這いずり回った。
「分かってるわ。そう叫ばないで」
探偵さんはひどく落ち着いている。
さも最初から居ないのが分かっていたかのように。
「とりあえず靴を脱いだら? 汚れるわよ?」
「あっ。そうでした」
雨が降っていなくて良かった。
玄関に靴を置いてから探偵さんの横に並ぶ。
探偵さんは何かを考えるように顎に手を添えている。
本当に探偵みたいだ。
「すこし散らかってるわね。男の子の部屋ならこんなものかしら」
静かに部屋の中を歩き回る。
「探偵さん。ここ、おかしくないですか?」
私は台所を指差す。
「部屋は散らかっているのに、ここだけ綺麗です」
お皿一つ、水滴一つ落ちていない台所は乾いていた。
「そうみたいね。となると、皐月。冷蔵庫を開けてみて」
探偵さんの言われたとおり冷蔵庫を開けると、飲み物と野菜がすこししか入っていなかった。
生活感と言うか、人が居た形跡はあるが人が生きていた実感がない。
「やっぱり空っぽね。虎狼はろくに食事も取っていなかったみたい」
「・・・・・・・・」
絶句した。
獅子熊君が落ち込んでいたのは薄々分かっていた。
だけど、人並みの生活を放棄するまでとは考えもしなかった。
「皐月。ちょっと頼まれてくれないかしら?」
探偵さんは呆然としていた私に話しかけてきた。
「何でしょう・・・・」
「誰でもいい。虎狼の出身地を調べて。そこに虎狼はいるわ」
↑押してくれると嬉しいです!
久しぶりの小説ですね。
お待たせして申し訳ありませんでしたm(_ _ )m
さて、探偵さんは見事な推理で虎狼君の居場所をつきとめましたね!
次回はそんなに長くならないかな~と思います。
それと、地震の影響はすごいですね(((゜д゜;)))
ガソリンスタンドに行きたいがために渋滞ができていました!
噂ではガソリンと灯油が買えなくなるとか・・・・
原子炉の建物も爆発とか恐ろしいですね!
一体何時まで続くのやら・・・・
長ったらしくなりましたね。
皆さんの安全を祈っています。
それでは~