4月1日に任命式がありました。

 

配属された部署は生活困窮者を主体にするところです。

 

周りの話を聞いていると、県の社協が行っている貸付、市の社協が行っている貸付、部署で独自に行っている貸付があり、相談に来られた方の状況をお聞きして、どの貸付を斡旋するかという振り分けをしているようです。

 

特にこの1年はこの貸付申込が多くて、本来の生活困窮の相談にじっくりと向き合えていないとのことでした。

 

県の社協の貸付は審査から振込まで1ヵ月かかるということで、申請した方からの「まだか」の問い合わせがひっきりなしに入ります。

電話での口調にも切羽詰まったものを感じます。、

 

申込した貸付金は入ったものの、すぐに家賃と借金の返済、離れて暮らす家族への仕送りに消えてしまい、本人は光熱費も滞納した状態で、全財産がポケットに入っていた50円という方もいらっしゃいました。

 

一人暮らしの高齢男性が、思わぬ怪我で医療費が嵩んでしまい、次回通院する医療費が足りないので貸してほしいということもありました。その方の場合は、医療機関と交渉して、支払いを次回年金が入るまで猶予してもらう形になりました。

この方は、本人のお話を伺う限りでは年金の範囲で十分生活できると判断したのですが、この方を紹介してきた地域包括センターの方のお話によると、かなりの借金を抱えているということでした。

相談者の話を一方的に信用してはいけないということを感じました。

 

今回は初回ということで、なぜ社会福祉士になろうと思ったかについて。

 

1983年に大学を卒業して医療関係の会社に勤めはじめました。

2006年に子会社に出向となり、そのまま60歳になって2019年に定年となりました。

そのまま嘱託社員となって65歳まで勤め上げるというのが順当なルートで、実際先輩も同期もほとんどがその道を選択しました。

 

そのような中、自分はどうしようかと考えました。

今の職場であと5年続けていけるだけのモチベーションが見出せませんでした。

それに何の資格も持っていない自分が、65歳になって「ご苦労様でした。」と会社という後ろ盾を失って、どうするのかとも考えました。

年金だけで食っていけるのかも考えました。

 

今求人広告を見ると、65歳以上の求人(定年退職した方、シニア活躍中等)はそのほとんどが「駐車場整理」「交通整理」「工場での軽作業」「マンション管理人」などです。

そのような仕事をしている自分も想像できませんでした。

 

そんな時に会社で受講する通信教育講座を何にしようかとメニューを見ていて、「福祉住環境コーディネーター」というのが目に留まりました。

ちょっと興味が湧いて受講してみたら、その内容が面白かったのです。

せっかく受講したのだからと認定試験にも挑戦し、1年がかりで3級・2級と受験して合格することが出来ました。

勉強した内容というのが、高齢者や障害者が自宅で如何に安全に生活できるようにするのかというものでした。これはこれからの高齢化社会にとって必要なことだという思いが強くなり、定年後の仕事に生かせないかと考えるようになりました。

 

しかしあくまでも民間資格でしかないし、60歳という自分の年齢で、この資格だけで未経験の世界に再就職しようというのは、いかにも無謀なものに思えました。

そんな時、ふとしたことから「社会福祉士」という資格があることを知ったのです。

国家資格であることから、再就職の武器になると思いました。

そこで色々調べてみると、福祉系でない一般の4年制大学を卒業した自分は専門学校に1年間通わないと受験資格が得られないことも分かりました。

当然妻には相談し、人生の岐路に立った時にいつもアドバイスをいただいているメンターとも呼べる方にも相談した結果、この資格に挑戦してみようということになったのです。

 

(続きはまた後日)