オグリキャップが死んだ。享年25歳。


 言うまでもなく彼は、昭和末期から平成にかけての競馬シーンを盛り上げた立役者で、当時学生だった自分に「馬の世界」の奥深さを教えてくれた恩人(恩馬?)だ。


 忘れられない思い出がある。


 1989年のマイルチャンピオンシップ。圧倒的1番人気のオグリと2番人気のバンブーメモリーの枠連に、キャディーのバイトで貯めた5万円をブチ込んだ自分は、スリルと恐怖とにあふれる1分30秒余りを味わうことができた。ハナ差でオグリが差しきった時には、本当に腰が抜けそうになったのを今でも覚えている。

 配当はたったの180円しかなくて、5万円が9万円に増えただけの話なんだけど、当時の自分としては最高のスリルと感動を味わうことができたんじゃないかと、今になって思う。


 その後も競馬ファンに夢と希望を与え続けたオグリだったけど、大方の予想通り種牡馬としては大成することができなかったのが残念だった。そういえばダービースタリオンでも中々優秀な産駒が出てこなかったな。


 とにもかくにも、今は彼の冥福を祈るのみです。

 これだけのインパクトを残した馬は、そうそう出ないですからね。


 ありがとう、オグリキャップ