一番後ろだったけど全458席と小規模の劇場だったからそこまで遠くは感じなかったなぁ、表情の変化もちゃんと確認出来たし、一番前の人の臨場感は凄まじかっただろうな

7拍子のリズムに合わせて台詞を喋ったり足で音を鳴らしたり、まずはこの慣れないリズムに慣れるまでにちょっと掛かったかな。
とにかく難しい言葉が次々に発せられて所々理解出来ない所も

コックのタロ(八嶋 智人)とジロ(片桐 仁)と、畳の下にはその母親(松重 豊)が住む四畳半の下宿の壁が消えた。
壁が消えた部屋には様々な人間が訪れる。
妖艶な映画スター影山 影子(常盤 貴子)率いる撮影隊。
医者と患者。
囚人。
部屋は壁を失い都市の一部となった。
自分を守る壁を失いジロは外の世界へ、タロは壁があった世界にいようとする。
徐々に現実と夢の境界さえ曖昧になっていく…。
書いてて思った、やっぱり難しい

パンフレットに載ってる言葉を抜粋すると。
「都市とは、そこにすむ人々の内面を外在化したものである。」
「都市は、一個の生命体である。それ自身あらゆるものを貪り、排泄し、増殖する巨大な生き物である。」
都市と人、密接するこの関係を生々しく表してた舞台だった。
でもただただ難しいだけの舞台じゃなく笑えるシーンも少しだけどあった、特に八嶋さんと松重さんのシーンは

仁さんも良かったけど、やっぱり八嶋さんの演技は凄い、演技力だけじゃなく表現力も抜群だったし。
常盤さんの怪しげで華のある女優の演技も素晴らしかった。
それと、松重さんの存在感は凄かった、最後は独壇場だったもん。
え、終わり?ってな感じで答えが出たような出てないような、そんな感じで、圧倒されてる間に終わっちゃった。
俺がもっと頭良かったらもっと理解出来たかも知れないな~。
あと2、3回見ても分かるかどうか

それでも凄く印象に残る作品だった、仁さんが出てなきゃ絶対に観に行かなかった舞台だし、新しい世界に触れさせてくれた仁さんに感謝。
次は6月30日と7月14日のPotsunen、今から楽しみでしょうがない

と、その前に大事な大事な抽選発表があるけどね、ワクワクとドキドキで大変だ

それではこの辺でまた会いましょうバイバイ
