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Smack Dab In The Middle
Ry Cooder
1976年
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俺はど真ん中がいいんだ
最高の場所をくれよ
両側にはリムジンを並べて
冷えたシャンパンも忘れずに
ど真ん中で贅沢しよう
右も左も騒がしいけど
俺はバッチリ決めてやるぜ
テーブルにはごちそう山盛り
ジャズバンドが鳴らしてる
ど真ん中で踊り明かそう
そうさ、俺はここが好きなんだ
どこよりもよりここがいいのさ
最高の夜を楽しもうぜ
誰にも邪魔はさせないさ
夜が明けてもパーティーが続く
俺はまだまだ止まれない
ギラギラ光る街の灯り
この瞬間を逃したくないんだ
この曲は”ライ・クーダー”が1976年にスタジオ・レコーディングしてリリースしたアルバム”Chicken Skin Music”の中の一曲です。原曲は1955年にリリースされた古い曲で、アメリカのルーツ・ミュージックを発掘し、独自の解釈で紹介し続けた彼らしい選曲なのでしょう。
この曲の魅力は何といっても軽快なリズムと陽気な雰囲気を醸し出すグルーヴ感で、スタジオ・レコーディング・ヴァージョンよりもライブ・ヴァージョンでこそ、その雰囲気が味わえると考え、ここではライブ・ヴァージョンを採りあげました。
歌詞のテーマは「俺はど真ん中がいいんだ!」と言うストレートなメッセージとともに、贅沢で楽しい生活を求めるスタイルが、楽曲全体の明るいトーンとマッチしており、聴いていてワクワクするような気持ちにさせてくれます。