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信念の道 ダンパパ共創ビジネス専門家

長谷部信道のブログ!
ダンパパの想いを発信します。

HBR.ORG翻訳マネジメント記事より引用

2016年11月21日



マネジャーによる過度の管理・干渉を防ぐには、ホラクラシー導入のような組織改造をせずとも他の方法がある。それは「スポンサー、オーナー、要件」という基本概念を踏まえ、適切な権限移譲を行うことだ。


 自主管理型の組織が持つ魅力の1つは、「過剰管理という病からの解放」が約束されることだ(自主管理型組織の詳細は、我々のHBR論文「ホラクラシーの光と影」を参照されたい)。

 しかし、この病に効く薬は他にもある。

 どんな処方箋が有効なのかを検証する前に、過剰管理(マイクロマネジメント)とは一体何か、何が人をそうさせるのかを考えてみよう。一部の見解では、それは生まれつきの性格や、稚拙なトレーニングによるリーダーシップの問題とされる。しかし、それだけではない。むしろ問題は、権限委譲がまともに機能していないことなのだ。

 マネジャーが目標達成の権限を部下にうまく委譲するには、仕事の「要件」に関するオーナーシップ(当事者権限)を与える必要がある。ここでの要件とは、締め切りやその他の制約を伴う成果目標を指す。それを託された「オーナー」は、特定の制約下でどう要件を達成するかを考える。たとえば「この予算内に納める」「これらの方針に従う」「この種の意思決定は自分が承認する」などだ。

 かたやマネジャーは、「スポンサー」の役割を担い、要件やオーナーを変更でき、オーナーの仕事を取り巻くコンテキストも変えることができる。ところが、やるべき作業を命じたり、仕事の進め方を指図したりすると、スポンサーではなくマイクロマネジャーと化してしまう。

 目標と責任が複雑に絡み合った組織では、過剰管理は伝染しやすい。部下の成果が上司の成果を左右し、それが指揮系統の上部にまで続いていく。そのため、「誰もが成果を出せ」という重圧があらゆる階層で生じるわけだ。

 スポンサーシップとオーナーシップの境目は、理論的には容易に理解できるが、現実の不透明な仕事環境では見えにくい。ゆえに、「とにかくやってみよう」となりがちだ。まずは部下を信用し任せてみる。そして、求められる成果を部下がしっかり理解しているか、それを成し遂げる能力があるかを検証していくことになる。

 しかし今日、その検証能力は飛躍的に高まっている。職場がますます「スマート化」されガラス張りになるおかげで、スポンサーはオーナーの一挙手一投足を監視できてしまうからだ。

 オフィスのトイレにはRFID(無線自動識別装置)を搭載した石鹸容器が備え付けられ、去り際の社員に手洗いを忘れぬよう「名指し」で呼びかけるご時世だ(英語記事)。スポンサーが過剰管理に陥る可能性はどれほど高いことだろう。監視したい、そして口出ししたいという誘惑は非常に強く、気づけば時遅し。実に簡単に、過剰管理へと至ってしまうのだ。

 では、過剰管理に陥るのを避けるにはどうすべきだろうか。それには、委譲する要件の中に以下の要素を含めることだ。さもないと、目に入るものすべてを管理しようとして、具体的な作業にまで過剰に注目してしまうおそれがある。

②に続く

寄稿コラム:コラム:qBiz 西日本新聞経済電子版 | 九州の経済情報サイトより引用
http://qbiz.jp/sp/article/97258/1/

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 今秋から急にYouTubeで500万回も閲覧されたピコ太郎の「PPAP(ペンパイナッポーアッポーペン)」は、その関連動画も含めると3億回以上閲覧されるなど、驚異的なブームを起こしている。独特のリズムでダンスをしながら、意味不明の歌を歌っているだけなのに、である。

 そこで今回考えたいのは、「何が、そんなに多くの人の心に触れたのだろうか?」という問いだ。ここに、マーケティングの世界で言う「顧客インサイト」(消費者が購入しようと思うきっかけ)のヒントが秘められている。

 そもそも、人々の関心を呼ぶには、その人の意識に認知されないといけない。

 そのためには、日々刻々と膨大な情報を処理している脳に、何らかの価値を見いだしてもらう必要がある。そうでないと、その情報が意識に上ることすらないはずだ。だとすれば、何が脳にとっての「価値」となったのだろうか。

 ■「謎」の規則性に脳が喜ぶ?

 そこで、私が注目したのは、二つの可能性だ。まずは、「無意味」ながらも、そこに、「ある種の規則性」が含まれている歌詞。

 普通に考えると、「無意味」な情報は、「価値が無い」はずである。

 ところが、今回はそこに「ある種の規則性」が加わったことで、脳が「価値」を認めた(=「脳が喜びを感じた」と解釈)可能性がある。歌詞には、以下のような規則性が含まれている。「パ」行の音である。それぞれ歌詞のワンフレーズに、1〜5個含まれている。こんな具合だ。

 ・「ン」には1個
 ・「アッル」には1個
 ・「イナッル」には2個
 ・「ンナッル」には2個
 ・「イナッル」には3個
 ・「ペンナップル」と「ペンパイナップル」を組み合わせた「イナッルアッン」には5個。

 そもそも「パイナップル」自体は「パイン」と「アップル」がくっついたものである。

 そこで、脳内ではこんなことが起きているのではないだろうか。

 (1)パッと聞いたところでは、歌詞自体に、意味が見いだせない
 (2)一方で、規則性を感じる。よって「謎」だ
 (3)「謎」なら解けた時の喜びが大きい
 (4)よって、意識に知らせて、そこに含まれている意味をさらに解析させよう・・・

 なんて具合に、「脳」が「価値」を見いだしたのかもしれない。

 ■「繰り返し」が「楽しさ」に?

 次に、もう一つの可能性は、幼児期の記憶だ。

 幼い子は、学習の過程で意味もわからず言葉を発する。すると、大人が喜んでくれるので、何度も繰り返すことになる。

 結局、「繰り返す」ということ自体が、「楽しい」という記憶となり、繰り返された音を聞くと「脳」が喜び、意識に上るというメカニズムだ。

 有名なところでは、ディズニー映画の「シンデレラ」にでてくる「ビビディバビデブー」。「ビ」行の音が繰り返されているし、日本でいえば、ちびまる子ちゃんのテーマソング「ぱっぱぱらりら」なんていうのもこの例かもしれない。

 今回の「PPAP」ブームは、「謎ときの喜び」と「繰り返すことの喜び」を脳が「面白い」と感じ、関心を呼んだのではないだろうか。

 すると、「理屈」ではなく、単純に脳が「面白い」と思うことが、人の関心をひきつけるきっかけになる可能性がある。

 これを、マーケティングの世界で言うと、「顧客インサイト」は、「理屈」ではなく、脳が喜ぶかどうかという「感覚」で捉えることが重要ではないか、ということに結びつく。

 仕事に追われる忙しい日常で、論理的な判断に明け暮れるだけでなく、いったん理屈を離れ、「脳を楽しませる」ことに時間を費やすと、新たなビジネスのヒントが生まれるかもしれない。

 「PPAP」ブームは、そんな示唆を私たちに与えている。

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