私の父は現在いません。亡くなりまして43年が過ぎました。
父が健在のときを思い返すと、この頃は父の日を祝う環境ではありませんでした。父のお人よしの性格で、商売した仕事のお金の回収がなかなか出来ずにいつもお金の手当てで、両親が駆けずり回り夜遅くまで帰ってきませんでした。私は妹と2人で留守をしながら家事仕事をさせられ、帰ってくるまでに全部家事仕事が終了していないときは、父に怒鳴られ、殴られていました。こういう面影しか父にはありません。祝い事といえば大人同士でお酒を飲んでしまい、私たち子供がプレゼントをあげる機会は全くありませんでした。母の日はカーネーションを学校で手渡されましたから、判りましたが、父の日は一月前は覚えておこうと思い込んでも、家事のことを言いつけられたり、叱られたりするうちに忘れてしまいまして、祝ってあげる機会は亡くなるまでありませんでした。いませめて、彼岸、盆に墓前へ好きだったお酒を持参し、祝ってあげています。