『 愛と死の軌跡 』
 
これは僕が約20年前に経験した実話です
大切な友人の記録です
 
どうしても読んで欲しくて書きました
 
 
 
 
 
大学時代の友人が死んだと連絡が入った
 
 
 
 
彼の実家は自動車用品店
 
 
某自動車メーカーのプロのテストドライバーだった彼
プロの技術は一般人と比較にならない
 
 
走行中に発生した如何なる状況に陥っても
自分が助かる技術を持っている
 
 
そんな彼が自動車事故で亡くなりました
 
 
警察の検視では
 
 
プロの腕を持ってすれば
確実に助かることが出来た状況だと言うのです
 
 
それなのに彼は死にました
 
 
自分の腕を持ってしても
事故は避けられない状況だと判断した上で
一瞬の内に結論を出したのでしょう
 
 
助手席を守る事を選んだのだと
警察は検視結果を出しました
 
 
事実
助手席は無傷に近かったと聞きました
 
 
反対車線から飛び込んで来た対向車を避けた結果の事故
 
 
助手席を潰せば
自分が助かる事は
彼の技術を持ってすれば簡単な操作でした
 
 
プロは反射的に自らを守るテクニックを身に着けています
そんな彼が
一瞬の内に助手席ではなくて
運転席を潰す事を選びました
 
 
助手席には婚約者が乗っていたから
彼女を守る為の運転操作だったのでしょう
 
 
自らの命よりも
彼女を守りたいという愛が勝った
 
 
 
 
大切な人を助手席に乗せる度に
この出来事を思い出します
 
自分の中には彼が生き続けています
まるで彼が僕を守ってくれている
 
そう思う事があります
 
きっとこれからも
守ってくれるのだと思います
 
 
考えてもいないのに
不意に思い出しますから
 
 
 
 
だけど僕には聞こえるんです
 
 
 
お前も
大切な人は
自分の体を呈してでも守れよ
 
 
 
そんな彼の声が
 
今も聴こえます
 
 
 
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天国にいる友人へ
 
ありがとう
 
 
 
 

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東儀秀樹 IMAGINE