傑出した芸をもっているわけでもなく、小器用に話芸をこなしていけるタイプでもありませんが、天性の明るさとどんな仕事でも目一杯演じようとするバイタリティーとサービス精神、先輩芸人にも後輩の若手芸人にも等しい優しさで接することの出来るキャラクター、それらが彼が出演する場面をパッと明るいものにしてくれました。 

「ノックは無用」や「ラブアタック」での上岡龍太郎とのコンビは、勝手知った上岡の転がし方もあって横山ノックを得がたい存在にしたものだと思います。

はるか後輩の芸人達のからかいやつっ込みにも素直に応じてぼけてみせる、並みのタレント、芸人にはなかなか真似の出来ないことなのです。

色んな彼の出演番組の台本を書いているうちにプライベートでの付き合いがはじまりました。

なかなかの食通のところがあって、不思議な臭覚でうまい店を探してきます。よく誘われていきましたが、はずれたことがありません。

アルコールが駄目な分食べることには目が無く、「また食べますのか、ひょっとしたらさっき食べたこと忘れているのと違う?」「人をボケ老人みたいに言いなはんな」なんてこともよくあります。