「今週の特徴を挙げよ」と問われたら、
「名刺の消費がいつもより多めだった」と答えるかもしれません。
特別に意識させられるわけではありませんが、
仕事の進めかたが変わってきているようです。
そのことは名刺の消費が少なくなってきていることからもうかがえます。

「はじめまして」のかたが相手であっても
リモートで打ち合わせすることが増え、
電話やメールをやりあっているうちに
互いのスタンスが理解できるようになってきます。
撮影を迎えてようやくお会いしたとしても、
すでに「はじめまして」感はありません。
「そういえば直接お目に掛かるのは、はじめてでしたよね」
と名刺交換をするのが当たり前でしたが、
最近では双方ともに名刺交換をしないまま
仕事を進めることが珍しくなくなってきているようです。

以前ならば、
名刺を渡さないまま仕事をするなど考えられないことでしたし、
挨拶のタイミングの逸すると気持ち悪さがありました。
いまでは名前さえ把握しておけば、現場での対応は自然です。
名刺に対する需要は、このまま少なくなっていくのでしょうか。
ひと昔前のように「載せられる情報は全部載せました」といった、
気合いの入った名刺をいただく機会も減りました。
自分はやらないくせに、寂しく感じるものです。

そのようななかで、久しぶりに気合いの入った名刺をいただきました。
ポケモンカード風で、ご本人の顔写真がプリントされ、
「特性」「特技」といった形でパーソナル情報を網羅されています。
きっと名刺交換の機会が多く、交流の場を大切にしておられるのでしょう。
いまの時代、貴重な考えかただと思います。
お話しをうかがうと、真面目な名刺と2パターン用意されて
使い分けられているとのことでした。


ポケモンカード風が通じる相手に見られて光栄です。