「“ブルーハワイ味”って、何味やねん」
疑問に思ったことはすぐに答えを求める性格ですが、
この問題に関してはながらく放置してきていました。
疑問が尾を引かなかったからです。
疑問を感じた瞬間には、「何味やねん」と思うのと同時に、
「前も同じこと考えたな」と記憶が掘り返されるのですが、
そこから追求してこなかったことになります。

目の前にブルーハワイ味のなにかがあるときにしか
感じない疑問だからでしょう。
おそらく初めて疑問に感じたのは小学生くらいのときでしょうか。
かき氷のブルーハワイ味キッカケです。
それから幾度となくブルーハワイ味と遭遇するたびに、
「何味やねん」が発動していたはずなのですが、
答えを求めるより先に、
目の前にあるかき氷を食べることを優先させてきたため、
解決が先送りにされてきたと考えられます。

そもそもブルーハワイとはなんでしょうか。
ブルー+地名の組み合わせは、ハワイ以上のベストマッチはありません。
ブルー神戸だと昭和のキャバレーみたいですし、
他の地名においてもしっくりこないものです。
強いて言うなら、鳥取県の羽合町くらいでしょうか。
ハワイで食べられているかき氷が青色だからなのかと思っていたのですが、
彼の地で観光客相手に売られているかき氷は
レインボーカラーが主流だと言います。
たしかに青一色より、虹色のほうが常夏リゾートっぽいです。

長引きすぎた疑問解決の瞬間は突然に訪れました。
ストックしていた袋入りハイチュウは
アメリカで大人気だというフレーバーが入ったアソート版でした。
そのなかにブルーハワイ味があったのです。
パッケージには、ブルーハワイ味の説明がありました。
それによると、
“爽やかな柑橘やパイナップルをミックスした味わい”
が、ブルーハワイ味の素だそうです。
そこに涼しげなブルーを着色したものが、我々の知るブルーハワイなのでしょう。
とても納得できる回答でした。
どうせ知るなら真夏に知りたかったなぁ、と思いました。


ブルーハワイのイメージが、肌寒い秋の記憶と結合されてしまいそうです。