数ヶ月前のコンビニで、印象に残っていることがあります。
周囲に民家もないような郊外にあったコンビニで
ヨーグルト味のフラッペを買いました。
フラッペは冷凍商品で、
会計してからコーヒーマシンを使い、温かいミルクで解凍して飲むものです。
解凍していると、フラッペを抱えた若い女性が後ろに並びました。

見たところ他のものを買った形跡はなく、フラッペ狙いで来られたようです。
女性が選んだ新発売の紅茶フラッペがちょうど話題になっていたので、
わざわざ買いに来られたのかもしれません。
マシン操作をしたことがないのか、こちらの挙動を観察されています。
駐車場でフラッペを飲んでいると、店から出てきた女性はその場で飲むことなく、
軽自動車に乗って去っていきました。

都市部に住む人間は、コンビニを利便性の観点から捉えがちです。
家や職場から近い、手軽に食べられる、といったようなことです。
ところが郊外で暮らす人にとっては、利便性は二の次なのかもしれません。
そもそも便利な場所に存在していないのです。
コンビニの存在意義とは、
“都会で流行っているのと同じものを入手できる場所”
といった認識があるのではないでしょうか。
遠くにあるコンビニまでわざわざ出向く動機になりえます。

ワクチン接種から一夜が明けました。
今回は発熱しなかったものの、
注射箇所の痛みと全身のだるさがありました。
筋肉注射ですから痛みは仕方ないにしても、だるさには参ってしまいます。
珍しく食欲も失せ、おかゆを炊いたのにほとんど口にしませんでした。
プリンやチョコレートのようなものなら口に入りそうでしたが、
ふだん食べることがないので甘いもののストックはありません。
コンビニで買ってこようかと思いました。

マンションの下まで降りれば目の前はコンビニです。
改めて、いまの環境が相当に便利なことを実感します。
プリンと杏仁豆腐を買い、5分も経たないうちに戻ってきました。
遠くまで行かなくても良いのです。
ただ、しんどいなかでも
5kmほど離れた隣の隣の市にあるコンビニに行ってみようかと
一瞬だけ頭をよぎりました。


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