今夏から新たな自由を手に入れました。
近場ならばTシャツと短パン、サンダルで出かけるようになったのです。
これが楽で良いです。
気にするのは上下の色合わせくらいのもので、
適当にTシャツを選んで出かけることができます。
素晴らしい自由です。

夏にTシャツと短パン姿は当たり前ではと思われるかもしれませんが、
話は簡単ではありません。
「近場へ出かけるための、気負わないTシャツ短パンスタイル」
これはおじさんの専売特許だと考えていたからです。
そのためにおじさん育成過程上においては自意識との戦いがありました。
特に30代後半からは、
どう贔屓目に考えても若者カテゴリーではありませんでしたから、
よほどにオシャレな着こなしをしなければ、
Tシャツ短パンスタイルは一気におじさんグループへの仲間入りを意味しました。

40代なかばを迎えるにあたって、
どこをどう見ても紛うことなきおじさんになりました。
わざわざ襟付きの上着を選んだり、長ズボンを履かなくても良いのです。
堂々とTシャツ短パンスタイルで出歩くことができます。
汚れていたり、生地が伸びていたりさえしなければ、
どのようなデザインのものを着ていても、
「ふだんはちゃんとした格好でお勤めなんだろう」と
勝手に世間が思い込んでくれるのです。

出かける前に服を選ぶのも楽、
着ていても楽、洗濯も楽、
夏のTシャツスタイルはいいこと尽くしでした。
暑さ寒さは彼岸までと言いますが、
Tシャツ短パンスタイルもあと1ヶ月は平気なのではないでしょうか。
これほど快適ならば、機会は近場に限らず、可能性は広がっていきます。
ただ、一点だけ乗り越えるべき課題がありました。
「今日はお休みですか?」


お休みでない場合の上手い返し方を研究していく必要がありそうです。