早稲田松竹は会社の帰り道によれるので今年からラスト一本割引でみれるしできる限り足を運ぼう、と思った。
んで、さっそく行ってきたのが「ニーチェの馬」
前日にキネマ旬報の2012年外国映画1位になったということでこりゃいいタイミングだった。
ものすごい地味で起伏がない映画だった。
序盤はすこし眠気が来たけど、父と娘の単調な暮らしに次第にのめりこんでいってしまった。
ていうかこの映画は最後どこにたどり着くのだろう??と思うと目が離せなくなってしまう。
映像はものすごいロングテイクのつなぎ合わせ。アンゲロプロスの映画と似ているところがあるかも。
2時間半なのに30カットしかないらしい。いやー、ものすごいとしか言えないわ。
そんな感じだからワンシーンワンシーンがイメージに残りやすい。
部屋の間取りや厩までの距離とか井戸までの距離とかまですんなり頭にはいってきてしまったww
馬の動きとかよくできているなぁと感心する。すこしでも意図とそぐわない動きをしたらロングテイクがだめになっちゃうじゃない。
映画の終わり方は静かにフェードアウトするような感じ。
エンドロールは無音のままスタッフ名が表示され続ける。
この段階で退席する人はほとんどいなかった気がする。
内容を知ってて見に来てる人もいたかもしれないが、雰囲気としては予備知識なしで鑑賞して「え?」って感じでポカーンとしている人が多い感じ。
何を隠そう私もその一人w
館内のあかりがついたときのものすごいどんよりした空気が感じられて、なんでかしらないが思わず笑みが漏れた。
納得してないの俺だけじゃないんだ、と感じられるのが一人で家でDVD、ブルーレイみるのとは違う感覚なんだな。
全く知らない人たちと映画館の空気を通じて共感する(一方的にだけど)。これがたまらない。
一睡もせずに最後まで鑑賞しきった自分を自分でほめてあげたいww
