以前こちらの記事でオススメしていたAZES31ですが、
最近いくつかのオンラインストアで3万円を切る価格ででているのを見かけるようになったので、記事としてあげた手前、自分でも一度試してみようと思い買ってみました。
詳細なスペックはこちら → Ibanez AZES31
カラーはアイボリーとバーミリオン(朱色)の2色ありますが、せっかくなら可愛いほうが良いかなとバーミリオンに。
届いてから気がついたのですが、ピックガードは白じゃなくてミントグリーンなのですね。
アイバニーズ公式サイトでも説明されていましたが、ボディサイズがノーマルのストラト比べると若干小さめというか細めですね。
普段からノーマルのストラトに慣れていると細っ!って思いますよ。
まぁ、細いだけあって抱え込みやすい。
ネックスケールもストラトより短い25インチ。PRSと同じスケールになります。
ボディが少し細くてネックも短めなので弾きやすいのは弾きやすいのですが、個人的な好みだとネックはもう少し薄くても良かったんじゃないかと思います。初心者向けにもその方が...。
ハードテイルだし鳴り優先ということなのですかねぇ。
全体的な作りはこのギターのコンセプト通り、エントリークラスだから粗悪ってことはなくまったく問題ないです。
同価格帯のギターと比べても品質は上なんじゃないでしょうか?
本当は細かい事を言い始めたらいくつかあるのですが、このクラスにそこまでを要求するというのもおかしな話なので言いません。
ただし、個体差や調整差なんかもあるでしょうが、弦高調整だけはやった方が良いかもしれませんね。
うちに届いたものは弦高が少し高かったので、最初に調整しました。
そのままでも弾けないぐらい高いわけではないのですが、弾きやすい方がいいですもんね。
コントロールは3シングルの1VOL1TONEにハムバッカーモードとシングルモードを切り替えることができるオルタースイッチというものがついています。
5WAYスイッチをフロントポジションにすると、フロント+センターがシリアル(直列)接続、
リアポジションにすると、リア+センターがシリアル接続されます。
ハムバッカーモードといっても、そもそも2つのピックアップが離れてついてますので、当然本来のハムバッカーと同じ音はしませんけどね。リアにした場合は、センターネック寄りになるので高域が控えめの甘いサウンドになり、フロントの場合は逆に少し堅めの音になります。
まぁこれはこれでバッチリハマって、めっちゃ良い雰囲気を醸しだす場面もあるのですが、がっつり歪ませてややハードなロック的なものをやろうという時にはエッジがのあまり効いていないリアのサウンドでは物足りなく感じるでしょうね。(予想はしていましたが)
なので、オールマイティーにどんな曲でも対応できるという売り込み文句は信用しちゃいけませんよ。
これで全部いけるんだったらハムバッカーPUなんてそもそも存在しませんから。
純粋なハムバッカーサウンドが欲しいという場合はSSH構成のAZES40を買った方が良いと思います。
とはいえ、1万円ちょっとの安い3Sのストラトタイプを買おうと思っているのだったらもう少しがんばって断然こちらを購入した方が良いと思いますよ。
品質は良くて弾きやすいし、PUもこのギター専用に設計されたものなので当然合わないわけはなく、なかなか良い音がでますから。
このルックスなので、私は気楽なちょいセッションなんかの時に持っていく用途に使いますかねぇ。