日常に飲み込まれる | 一生こじらせ女子道。

日常に飲み込まれる

そもそも私達は積極的ではなかった。
んー、違うな。私が積極的ではなかった。
んー、これも違う。私は心の中ではそばにいたい、近づきたい、抱きしめてもらいたいと思っていた。

でも、それが一切言えなかった。ほんとは、ほんとはいつも抱きしめてもらいたいと思っていたのに。いつも彼任せ。それでも恋人期間はそれでもよかった。

でも、夫婦になるとそれではだめだったんだと、いまになればわかるし、過去の自分に言ってやりたい。

ちゃんと伝えとけ、ほんとの気持ちを、願いを、自分の欲を。

きっと、彼には積極的ではないようにうつっていたのだろう。彼もそこまで貪欲というわけではなかったけど、恋人同士なら予定を合わせて旅行にいったり、泊まりにいったりしているわけで、自然と流れはできる。

でも、夫婦になると一緒にいることが日常になる。今までの非日常が日常に飲み込まれる。どちらかが積極的でなければ流れができない。

私は心は積極的だけれど、それを言葉にする練習を恋人時代にしてこなかったつけがきた。
もう、言えなくなったのだ。

こうやって思い返せば、夫婦になった瞬間から今の私までの道のりができていたようにも思う。