心が破裂する音
ずっとこの日を待っていた
彼があたしのことをもう一度好きといってくれる日を
そんな夢がかなったからうれしくてうれしくて
しかたがなかった
人生で初めて「彼氏」と呼べる人ができた。
毎日がハッピーで・・・
そんな日が続くとおもってた。
少女漫画みたいな日が。
だけど
あたしが考えてた恋と実際の恋は違った
穏やかな日々が訪れるとおもってたら
まったく穏やかじゃなかった
だって毎日心臓の音が聞こえるくらいドキドキした
ご飯の時も
授業中も
ウトウトしているときも
お風呂の時も
なにしててもドキドキした
とくに彼と電話してるときが一番
あまりにドキドキするもんだからなんか具合がわるくなっちゃうくらい
絶えられないくらい
そんなある日
家族でスキーにいった
もちろんスキー場でも彼のことばっかり考えていた
「もっと大人になったらこんなとこにも一緒にくるようになるのかな~」
って考えた瞬間に
あたしの心臓は破裂!
ドキドキがはじけた
あのときの気持ちをなんて言葉で表現したらいいかなんてわからない
とにかく彼とそこにいることを想像して
ドキドキしすぎて
苦しくなった
彼氏と彼女ってなにするの??
二人っきりってどうしたらいいの??
彼があたしのことを好きだといってくれた2週間後
あたしは彼に「ごめん」っていってた
今思えば馬鹿だし
そんな子いないって突っ込むけど、
ドキドキに耐えられなくなった
好き過ぎてあたしがもたないっておもった
心に頭がついていかなかったんだとおもう
25歳のあたしからエールを送るとすれば
「みんなそんな感情を乗り越えてんだよ。あと2週間がんばったら違う自分がみえて
くるよ」っていってあげられるのに。
その頃のあたしは
みてるだけで十分だった人が
あたしのことを見てくれてるってだけで
心臓が爆発しちゃうような子だった
初めての彼は2週間でいなくなった
あたしから大事なチャンスをまた失ってしまった