変化
別々の道に進んだ二人。
でもわたしの住んでいたところは田舎だったから
たいていの人は電車で中心部まで通っていた。
彼も例外ではなく、毎朝同じ電車で見かける。
知らない制服に身を包んで
少しずつ背が高くなっていく彼を
ドキドキしながら見つめていた。
言葉を交わすわけじゃないのに
また
一日一度みかけるだけで幸せだった。
そんなとき
びっくりするニュース。
彼が別の高校の女の子と付き合ってるって。
なんだろ。
あたし、きっとへんにうぬぼれてたのかも。
いつか
彼もまだあたしのことすきだって。
待ってたらいつかきっと・・・もう一度って
よく考えたら簡単な話。
あの告白未遂事件から3年もたってるし、
あたしは
彼になんの気持ちも伝えてない。
いつまでも
待っててくれるわけなんてないのに。
甘かったんだよね。
彼だって人なのに。
待ってるだけじゃだめなんだな~
って初めておもった。
これで彼をあきらめなきゃっておもったけど
あたし、
好きになった人を
あきらめる方法なんてしらなかった
彼女の存在を知った後も
みることでウキウキするのは変わらなかったし、
二人でいるところをみたことがなかったから
リアリティーがなかったのかも。
だからあたしの初恋は継続してた。
どうすることもできない
どうしたいなんて考えは浮かばない
ただ心の中があったかくなるだけ
彼を好きなまま静かに時はながれ
高校1年の1月
その知らせは前触れもなくおとずれた
「おれお前のこと好きだからつきあって」
ずっと言ってほしかった言葉。
3年前にちゃんと聞けなかったあの言葉
うれしかった
ベットの上で電話をしながら
心臓が飛び出しそうなくらい鳴ってるのがわかった
わたしの答えは
「うん。」