Philippines kids のおはなし
フィリピンの
ボランティア
スタッフ
ぜんちゃんが、
現地にいた時の
ある日の
おはなし
お昼を待っている間、快活で英語ぺらぺらなアリーア(10歳)と話をしました。
というより、彼女の話はおもしろいので、私は笑いながら聞いてました。
☆紀元前を生きたい話☆
ねぇゼンちゃん。
私、生まれ変わったら紀元前にいきたいなぁ。
なんでかって、紀元前のほうが生活がシンプルだから。
例えば今は、テレビとか食べ物とか買うときにお店に行くでしょ?
それでそのときお金がないと、ツケで買ったりするでしょ。
でもそれでそのお金をあとで払えなかったらけんかになるでしょ。
それが私いやなの。
紀元前だったら、みんな自分のものは自分でつくって生きてたと思うの。
そんなふうなところで暮らしたいなぁ。
☆雪を見たい話☆
ねぇゼンちゃん。
雪って見たことある?
雪見てみたいな。
フィリピンはずっと夏だから、つまんない。
雪が降らないかなーって雲を見るときあるけど、やっぱり降らないの。
雪の結晶を見てみたいのきれいって聞いたけどほんと?
どうやってみるの?
☆三角関係の話☆
ねぇゼンちゃん。
私はタラバハン村で生まれたでしょ。
少し前まではマンドリアオに住んでたけど、
今は家族と離れて、おばあちゃんと一緒にデンレ村に住んでるでしょ。
んー。どこが好きかなって考えたら、どこも好きだなーって思うの。
例えば私がタラバハンにいるときは、マンドリアオとデンレに行きたくなるし、
マンドリアオにいるときはデンレとタラバハンに行きたくなるし、
デンレにいるときはマンドリアオとタラバハンに行きたくなるの。
タラバハンには親戚がいっぱいいるし、
マンドリアオにはお父さんとお母さんがいるし、
デンレのおばあちゃんは厳しいけど、、、
でも会わないと会いたくなるね。へんなの。
こんな感じで、脈絡のないおもしろい話を、いっぱいしてくれるアリーア。
話すのがすきだから、聞いてくれるとうれしいらしい。
ふむふむ。そりゃぁよかった。☆☆
私もこんな話を
英語のまんま
聞き取れるように
それにしても
なんてすてきな
おはなし