この間からどうしてもひっかかっている言葉がある。
「義」という文字。
正しい行い、みち、公共のための、なさけ、教え、仮の、人工の、血縁のない親族という意味がある(らしい)。
たしかに、正義、大義、忠義、恩義、義理などとつかうと、正しいことや筋道のある意味だけど、
義母、義父、義手、義足、義歯などとつかうと、どこかうさんくさくて、「仮」や「偽物」の意味合いを強く感じるのは私だけかな??
少なくとも、「負」のイメージが私にはあった。
「義母」じゃなくて、「仮母」でも「偽母」でもいいじゃないの??ってね。
だけど、どうして、正しいという意味をもつ、「義」の文字を使ったのかな??
きっとそこには、本来の「義」の文字がもつ「節度ある、正しい間柄」という意味がかくされているような気がするの。
それを付加すると、なんとなくしっくりくる。
「義母」は、
「正しい道に導いてくれる、節度を保った、血縁関係ではないけれど親子の関係にある母」
という意味なんだろうな。
義母と暮らして20年以上経つけど、最近、ようやくそれに気がついた。