LOOKチョコレート新作、美味しいです。
ピグ友から教えてもらって凍らせて食べてみましたが、絶品です。
さつまいも、和栗、かぼちゃ、ぶどうの4種類がありますが、ぶどうが一番好きかな。
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さて、「在宅校正者への道」の続きです。
理科教材は、独特の決まりごとが多すぎます。
① 時制の一致を確認すること
「~しました。」なのか「~します。」なのかで、問題のニュアンスは変わってきます。
(1)ある物質に塩酸を加え、二酸化炭素を発生させました。
(2)ある物質に塩酸を加え、二酸化炭素を発生させます。
(1)では実験が終わったあとの文になり、(2)ではこれから実験をするという文になります。
② 決まり文句「あとの問いに答えなさい。」と「次の問いに答えなさい」の違い
問題中に図などが挿入されていて、それが端から端までかかれているときは「あとの」で、途中で切れているときは「次の」と書きます。これは、ちょっとややこしいですね。
これらの決まりごとは、暗黙の了解事項となっている場合が多く、特に何の資料もありません。
私も以前、理科担当の編集者の方から口頭で説明を受けただけでした。
また、決まりごとのほかにも
③ 教科書の内容がコロコロ変わる
昔は、 「脂肪は、脂肪酸とグリセリンに分解される」と習いましたが、今は、「グリセリン」ではなく「モノグリセリド」に変わっています。
そして、酸性かアルカリ性かを示す用語「pH」も、昔は「ペーハー」と言いましたが、今は「ピーエイチ」とルビが振ってあり「ペーハー」とは言いません。
また、小学教科書では「花びら」と習いますが、中学教科書になると「花弁(かべん)」と変わります。
「花びらでもいいじゃない。間違いではないよ。」と思いますが、違うんですね、きっと。
④ 専門用語もまちまち
教科書メーカーの違いで、カタカナ・ひらがな・漢字とまちまちです
「セキツイ動物」「せきつい動物」「脊椎動物」と、同じ用語でも様々な書き方があります。
校正する側としては、大変混乱します。
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というわけで、2回にわたって、数学より理科が面倒な理由をあげてみました。
では、「どうして、理科教材の校正もやっているの?」と自分で改めて考えると、理科はやっぱり楽しいし、好きだからでしょうか。
好きなものに理由はないようです。