寒暖差が激しかった8月も今日で終わりです。
体調を崩されている方もいらっしゃるかと思います。
どうか、お体ご自愛くださいね。
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さて、「在宅校正者への道」です。
今日も業界用語についてで、「とじひらき」という言葉です。
これは、「漢字のとじひらき」と使います。
編集者からのチェックリストにも「漢字のとじひらき注意。」などと書かれてきます。
意味は、漢字で書くか、ひらがなで書くかということです。
例えば、
「合わせる、取る、最も、方、足す」とするか、
「あわせる、とる、もっとも、ほう、たす」とするかの違いです。
また、反対語になる言葉にも使うようです。
「前、後」、「速い、遅い」などです。
この「とじひらき」という言葉は、校正のお仕事をしていて初めて知りました。
漢字にするか、ひらがなにするかは、教科書準拠の教材ですと教科書に合わせますが、チェックは結構面倒です。
先日の中3数学の教科書では、
「線を引く」「5から2をひく」で、使い分けられていました。
また、対象学年によっても変わってくるようです。
それから、以前、どなたかのブログで「働く」は人間にだけに使う言葉ではないかという記事がありました。
確かに「水溶液の働き」より、「水溶液のはたらき」の方が、しっくりくるような気がします。
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私自身、普段のメールでも、すべてが漢字だと硬い文章になるので、わざとひらがなを使うことがあります。
「何卒宜しくお願い致します。」より、
「どうぞよろしくお願いいたします。」の方が好きです。
ひらがなの文章は、やわらかい印象になるようですね。