「在宅校正者への道」です。
今回は、実際に数学教材を校正してみようと思います。
(↓は本物の教材ではありません。あくまでも見本です。)
上の①は一般的な校正としてよく本で紹介されている方法で、下の②はタンポポ流の方法です。
普通は、①のように間違い箇所に赤ペンでヨコ線を入れて訂正します。
私もずっとこの方法を使っていました。
しかし、私のようなおっちょこちょいは、校正箇所もミスします。
普通、校正の間違いを正すためには、※「ママ」とか「モトイキ」などと、一言入れるのですが、私の場合、それでは追いつかないほどミスをすることがあります。
(※校正記号で、「ママ」→そのままで、「モトイキ」→元のままで行きますのこと。)
しかたがないので、修正液を使うのですが、①の方法ですと、赤ペンの線が文字にかぶっているので、修正ができないことに気がつきました。
それで、試行錯誤した結果、②のように、間違いを○で囲む方法に変えました。
これなら、なんとか修正液が使えます。
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また、私の使うペンの種類は、3種類です。
鉛筆(問題を解くとき)
赤ペン(間違いを指摘するとき)
青ペン(提案などをするとき)
と使い分けます。
気になることや、こうしたら良くなりますよというコメントは青ペンを使っています。
青ペン使いは一般的ではないので、実際に行いたい方は依頼主に相談してからの方がいいと思います。
私も一社からはお断りされました。
そして、間違いの理由や、変更例なども、一緒に記入するようにしています。
編集者の方の二度手間にならないようにと、なるべく考慮しているつもりなのですが、お役に立っているのかどうかはわかりません。
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それから…
私の字はとてもクセのある丸文字です。
「作文添削」のときや「手紙の宛名」を書くときなどは、頑張って気取った大人文字を書くように心がけていますが、普段は「中学生か??」と思える程の丸文字です。
今回は、かなり丁寧に書いている方ですが、本当の校正になると時間がありませんので、「読めればいいや」というぐらいの乱筆になります。
たまに、他人の校正結果をみることもあり、きれいな文字を羨ましく思います。