ユノセンイル短編
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚
今日は二人で外回りをしていた。
会社の得意先をジェジュンの紹介がてら回っていたのだ。
「今日も寒いですね…。」
ジェジュンが頬を寒さで赤く染めながら話しかけてくる。
一通りのお得意様を回り、会社へ戻ろうと車を停めてある駐車場までを歩いていた。
「どっか寄って温かいものでも飲んでから会社に戻るか…。」
「いいんですか?」
「ちょっとぐらいいいだろう。」
俺が運転する車の中でもジェジュンは無防備にシートに身体を沈めている。
こんな密室に二人で居るのに。
ちょうど目に入った珈琲ショップに入った。
「何がいい?注文するから、席とっておいて。」
「俺やりますよ。チョンさん座っててください!」
「いいから、席お願いね。普通にアメリカンとかでいい?」
「はい。じゃあ、席とっておきますね。」
そう言ってジェジュンは店内の奥のほうへ歩いていった。
スーツ姿の二人が店内に入ったからか店の中の女性がちらちらとこちらに視線を寄越してくる。
確かに長身の二人が店の中に来れば目立つよな。
俺よりは身長は低いがジェジュンもそれなりに背は高い。
それにあの見た目は目を惹く。
注文の品を受け取って、ジェジュンが座っている席を探す。
ジェジュンも俺を見つけて笑顔で小さく手を振っている。
「あ~体に染みる…。あったかい。」
そうほんのり微笑むジェジュンは幸せそうで。
「ふふ…。」
急にジェジュンが声を出して笑い出した。
「どうした?」
「だって…チョンさん、それすごく甘そう。イメージと違いますよ。」
俺が飲んでいるものを指差してジェジュンが言う。
「これ?駄目かな…好きなんだよね。」
「なんかイメージと違います。キャラメルマキアートなんて。」
思わず笑われていい気のしない俺はそっぽ向いた。
「その、チョンさんって言うの止めない?」
「…でも、会社では先輩じゃないですか。」
「同い年じゃん、それにそっちのが年上でしょ?俺もジェジュンって呼びたいし。」
そう笑顔で返すとジェジュンは固まっていた。
「…え、、」
「仕事の時はあれだけど、それ以外ではユノって呼んでよ。駄目?」
「い、いいですよ。」
「何でどもってるの?ジェジュン?」
「そんなこと、ないですよ…。ユノさんは誕生日いつですか?」
戸惑いながら視線を彷徨わせるジェジュン。
「’さん’も要らないのに。」
「でも…、」
「いいから。ユノでいいよ。」
「分かった…。―――――で、誕生日いつなんですか?」
困ったように返事をするジェジュンを見て、少し強引過ぎたかと心配になった。
「あぁ…もうすぐ。2月6日だよ。」
「そんなすぐなんですか!あさってじゃないですか!!」
「うん。まぁ、でもこの歳になると別に楽しみでもないしね。なんとも無い一日だよ。」
甘いキャラメルマキアートを飲みながら答える。
「でも折角の誕生日ですよ。自分が主役になれる日なのに。彼女とお祝いしないんですか?」
ジェジュンの口から彼女と言う言葉を聞いて思わずジッと見てしまう。
「彼女いないよ。だから一人…特に予定もないしね。」
「え、ユノ彼女いないの?もてそうなのに…一人なんてもったいない。」
「じゃあ、ジェジュン…どう?」
ジェジュンの瞳を見つめながら聞いた。
「えっ?何がっ?」
「じゃあ、ジェジュンがお祝いしてくれる?」
俺は思わずそんなことを口にしていた。
■□■□■□■□■□
ちょっと短いですね…眠さの限界でした(;´▽`A``
ユノセンイルまでもう少し!
今日はジェジュンが生まれたもう一つのお誕生日ですよね?
おめでとう♪