お昼はみんなで集まって、少しお話をする時間も取れました
リラックスムードの中
語り部のお二人だけは本番を控えて緊張気味‥
台本は何度も読み直して万全の準備は出来てたとは思いますが
普段、大勢の前で話すことなどなかったというお二人
それに‥
話の内容は震災の体験談
これまで誰にも打ち明けることができなかった気持ち
忘れたい忌まわしい過去‥
口に出せば絶望へと変わってしまいそうな、今後の不安‥
お二人の心中は痛いほど伝わってきます
(^^)
辛くなったら途中で辞めても大丈夫ですからね
『大丈夫です。誰かが伝えなければいけない事ですから』
ご自分に言い聞かせるように
言葉を噛み締めるように
そう仰っていました
とそこへ‥
かつみさんが一人のご婦人をエスコートしてやって来ました
「初めまして‥いつもご苦労様です」
(^^)
初めまして
もしかして‥ケーキ72さん!?
夏月です♪
ケーキ72さんとは簡単な挨拶しかできませんでしたが、遠いところをお越しいただいたこと、本当に感激でした
ケーキ72さんは、これまで‥
個人ではおそらく一番多くバックを作って頂いている方です
3月
春休みも重なり、紙芝居のイベントが殺到した時‥
ケーキ72さんのバック製作の速さに望みを託し、こちらから生地をお送りして追加製作をお願いしました
手作りバック50枚を送って頂いた直後のお願いにも関わらず、快く引き受けて下さって‥
おかげで、お問い合わせが来ていた児童館、全て訪問することができました
そういった経緯を説明すると
かつみさんが感極まった感じで‥
(TT)ヾ(^^)
午後1時
イベントの第1部の講演をして下さる、群馬大学災害社会工学研究室の片田敏孝教授がお見えになりました
(^^)
大学教授ってくらいだからさ‥
(* ̄- ̄)y-~~
ん?
(*^▽^*)
いけ好かない威張った先生が来るんだろうな‥とか思ってたんだよね
(* ̄- ̄)y-~~
ほう‥
(*^▽^*)
どうせ四角四面な教科書通りなこと話して、お涙頂戴の感動を演出すんだろう‥とかさ
(* ̄- ̄)y~~
違ったんだ?
(T-T)
全然ちがった
(* ̄- ̄)y-~~
騙されてんな
ヾ(。`Д´。)ノ
違うもん!
本当に感動だったんだよ
お客さんも泣いてたし‥
(* ̄- ̄)y-~~
ふぅ~ん
午後1時15分
片田教授の講演が始まりました
私とあさみん、そして語り部さんお二人も一緒に講演を聞かせていただきました
片田教授が防災教育をしていた釜石の子供たちのお話を中心に講演が進みます‥
地震や津波の被害に遭って亡くなった、教授の教え子は5名だそうです
多くの犠牲者を出した先の震災を考えた時‥5名という人数は確かに少ないのかもしれません
一部の報道で
『釜石の奇跡』と報じられたそうです
防災教育をされている片田教授を讃える意味での報道だったかもしれません
でも教授にとっては全員が可愛い教え子‥尊い命です
奇跡と謳われたことへの複雑な心境
犠牲者を最小限にくい止めた事への賞賛と、尊い命を失った事の悲しみ
亡くなったお子さん、一人一人のことを思い出されていたのでしょう
常に優しい口調で、解りやすく丁寧に語られる教授のお話に、会場のお客さん、そして私たちも
引き込まれて行きました
犠牲になった5名の子供たちが、何故助からなかったのか‥
今後どうすれば、同じ悲しみを繰り返さないようにできるのか‥
お話が進められます