『そらから見る こころのれんしゅう』をつくりました

子どもたちのこころには、
毎日、いろいろな気もちが生まれます。

うれしい。

楽しい。

かなしい。

くやしい。

イライラする。

なんだかモヤモヤする。

「どうしてこんな気もちになるんだろう?」

そんなふうに思うこともあるかもしれません。

でも、こころには、
晴れの日もあれば、雨の日もあります。

いつも元気でいなくてもいい。

いつも笑っていなくてもいい。

そんな思いから、

『空野 凪ちゃんと学ぶ
そらから見る こころのれんしゅう』

という本をつくりました。


「そらから見る」って、どういうこと?

この本でいう「そらから見る」は、

自分の気もちを無理に消したり、
がまんしたりすることではありません。

かなしいときは、

「かなしいんだね」

と気づいてあげる。

イライラしたときは、

すぐに答えを出さず、

ちょっとだけ、はなれて見てみる。

そして、

「どうしたの?」

と、自分にやさしく声をかけてみる。

そんな小さな練習です。


自分も、相手も大切にする

この本で、特に大切にしたかったことがあります。

それは、

「あなたも大切。わたしも大切。」

ということ。

友だちの気持ちを考えることは大切です。

でも、

相手を大切にするために、

自分がずっとがまんする必要はありません。

「イヤ」

「やめて」

「今はしたくない」

と言ってもいい。

困ったときは、

大人に助けてもらってもいい。

自分のこころを守ることも、

とても大切なことです。


がんばるだけじゃなく、休んでもいい

子どもたちは、

学校や勉強、友だちとの関係など、

毎日の中でたくさんのことをがんばっています。

だからこそ、

休むことも大切。

何もしない時間があってもいい。

好きなことをしてもいい。

空を眺めてもいい。

「今日はここまで」

と、荷物を下ろしてもいい。

こころに少し「すきま」ができると、

新しい気持ちや考えが入ってくることがあります。


「やってみたい」も大切に

そして、

「やってみたい」

と思ったときには、

小さな一歩を踏み出してみる。

うまくできなくても大丈夫。

失敗しても大丈夫。

人と比べなくても大丈夫。

自分のペースで、

一歩ずつ。

この本では、

そんな「自分の歩み」を見つけることも大切にしています。


凪ちゃんとプリン君と一緒に

主人公の空野 凪(そらの なぎ)と、

なかよしのプリン君が、

一緒にこころのことを考えていきます。

難しい言葉を使わず、

子どもが自分のこととして考えられるように、

物語や会話、簡単な「こころのれんしゅう」を入れました。

読んだあとに、

「ちょっとやってみようかな」

と思ってもらえたら、

それだけで十分です。


この本を届けたい人へ

この本は、

「もっとがんばりなさい」

と子どもに伝えるための本ではありません。

むしろ、

「あなたのこころも、大切にしていいんだよ」

と伝えるための本です。

子ども自身が読むのはもちろん、

おうちの方が一緒に読んだり、

学校や支援の場で活用したり、

気になるところを親子で話したり。

いろいろな形で読んでいただけたらうれしいです。


空野 凪ちゃんとプリン君と一緒に、

空を見上げてみませんか?

晴れの日も。

雨の日も。

心が重たい日も。

空はいつも、

そこにあります。

そして、

あなたのこころにも、

ちゃんと空があります。

空を見上げると、
こころも少し軽くなるよ。

そんな小さなメッセージを、

この本に込めました。

最後まで読んでいただき、

ありがとうございました。

空野 凪