大好きなBQMAPの看板役者さん前田剛さんのプロデュース公演ということで行ってまいりました@銀座みゆき館劇場。
先行予約でチケットを取ったんですが、X列と書かれていて、ひえー、先行なのにXって何か物すごい競争率!? 間に合って良かった~!…と思っていたんですが、みゆき館劇場、明らかにX列までなんてない狭さ。最後列はI列だかそのぐらいな感じで、え、じゃあX列ってどこ……とウロウロ。。。スタッフの方に聞いたら、A列のさらに前(!)の超最前列に案内されてびっくり。足の先はもうステージという、「URASUJI」以来の近さ加減! ……先行購入は伊達ではなかったです、ふー、びっくりしたー!!
というわけで、この上ない良席からの鑑賞でありました。
以下、感想。
ある日の深夜、何の変哲もないワンルームマンション風の部屋で目覚める男。しかし、男は、この場所がどこであるか、また自分が何者であるかがわからなくなっていた。頭頂部に鈍い痛みがあることから推定するに、どうやら頭を打って記憶を失ってしまったらしい。部屋にあるものを頼りに、必死に記憶を取り戻そうとする男。そこへ次々とやってくる、男の知り合いを名乗るさまざまな人物。男は彼らのことを全く思い出せない上に、彼らが語る男の人物像はそれぞれ全く異なっており、話を聞いて記憶を取り戻すどころかますます混乱していく。。。といった感じの、基本コメディーなんですが、ミステリちっくな要素もあり、最後らへんはちょっとぞくっとするような展開もあったりで、最後まで怒濤のように楽しませていただきました。
つーか、もー前田さんが!
その主人公の男=前田さんなんですが、全編出ずっぱりなのはもちろん、回想シーンで表現される、そのそれぞれの知り合いが語る「男」像の演じ分けがホント圧巻です! 正義感は強いが腕っ節は弱いアニキ風、売れてないのにプライドばっかり高い作家風、気弱でちょっと挙動不審な天然キャラ風、夜な夜な飲み屋で演劇について語る熱い劇団員風と、それはそれは見事な演じ分け!! もう面白いやらカッコイイやらで大変なことになってました自分。やっぱ前田さん大好きだー!! 個人的に、スカジャンにグラサンがステキだったアニキと、ラスト付近で登場した冷酷な医者キャラがツボでした、は、白衣とか、ずるいです…(白旗)。
ほかの登場人物も、1度見たら忘れられないようなインパクトのあるキャラばかり! 自称・男の妹、自称・男の主治医、自称・男の妻、自称・男のママ、自称・男と一緒の劇団に所属する脚本家、そして男をアニキと慕うA系のオジサン、さらには隣の住人の女性まで乱入して大騒ぎに(笑)。
いかにもなファッションのA系オジサンの靴下が「遊☆戯☆王」のものだったことに静かな感動を覚えました>最前列の特権!(笑) あと、隣の住人役の三浦さんが「マイメロ」のフラット君役の方で、途中から「あー、確かにフラット君だ!」と思えてきたのも何だか嬉しかったりしました☆
実は最後の最後のどんでん返しで、「世にも奇妙な物語」的な、何だか煙に巻かれてしまったような感じになり、正直ラストは「んんん????」と思ったまま終わってしまったんですが(^^;)、それでもその「世にも~」展開のところの前田さんと自称主治医役の岩崎さんとの迫力ある演技には圧倒されまくりで、そんな結末がどうのとか、どうでもいいか…と思ってしまった次第。あの一瞬かいま見えた狂気の直後すぐまた日常が訪れていたように、多分観客にとっても、あの出来事はぐだぐだ考えることではないんでしょう、真実がどうであれ、今こうして何事もなく暮らせているんだから。
……なんてまとめたくなるような、不思議なエンディングでした>ただの私の理解力不足という可能性も多分にあるのが何とも言えませんが…スミマセン(^^;)
そんなこんなで。
役者としての前田さんを思う存分堪能できる至福の2時間弱! あんなド真ん前で見られてホント幸せ……☆ また、狭いけどすごくキレイで、椅子も立派で、非常にイイ感じの劇場でしたよ、銀座みゆき館!
機会があったらぜひ「マエタケスタ!」第2弾もやっていただきたいなぁ~、大満足でした!!