テレビでやってた「スウィングガールズ」を見ました。
※以下、盛大にネタバレします&とても長いので御注意。
実はワタクシ元ブラスバンド部員でテナーサックス担当でして、全然うまくはなかったけど、それなりに一生懸命楽しくやってきた経験があるので、バンドの話ということでワクワクしながら見始めたのですが。
もう「ありえない」の一言に尽きます。
この先暴言オンパレードなので、映画楽しかった方は見ない方が無難ですハイ。
まず冒頭の、野球部員の応援に行くブラバンが、弁当がない状態で出発してしまうのからして無理があるし、それを届けに行った補習組の責任感のなさにも腹が立つ!弁当開けちゃうとか食べちゃうとかあり得ないから!!>そんなにブラバンの待遇がうらやましかったらお前も入れ!! おまけに電車乗り過ごして、それでも一生懸命弁当運んだならまだしも、炎天下ダラダラ歩いたり河原で遊んだり……何考えてんだ!! 導入部、気持ちよく笑えたシーンが一つもありませんでした。
さらに、ブラバン部員が食中毒だからって、楽器を全くやったことない生徒で何とかしようってのも絶対に無理。おまけにこのシーンでも態度の悪さにイライラ……補習をさぼる口実なんだから演奏やる気がないのはいいとしても、楽器使ってシャボン玉とか、両手にサックスかぶせて「カマキリ」とか、もうホントお前ら帰れ!楽器に触んな!! 最近の女子高生って、こういう態度が普通なのかと思うと涙出そうです。それに、音も出ないのに走り込みとかやっても無意味。アレは長く続けるからこそ肺活量とかもつくのであって、10日後に何とか演奏しなければならないなら、とりあえず楽器の練習だろ! 神経逆なでする描写ばかり続きます。
それから、楽器はあんな適当な修理じゃ直らないだろ! 構造もよくわかってないだろう素人がそこら辺にある部品をくっつけただけで何とかなるもんか!! サックスの緻密なつくりを毎日見ていただけに、すごい腹立たしい。
一度バンドをやめた有象無象たちが、メインの5人がうまくなっていくのを見てまた参加したいと思ったからって、アレいきなり上手くなり過ぎじゃないの……音も出なかったクセに、楽器買ってきて、いきなりできてるって何?こちらの理解力不足?? アレじゃー、いきなりスーパー前の演奏に参加して普通に曲が成立しているように見えるんですが…ものすっごく納得いかないです。
でも何よりも一番許せない展開が、音楽祭の応募ビデオ投函し忘れ。
何で…!?
やる気満々で、一刻も早く応募して、一刻も早く返事が欲しいとか、そういう状態じゃなかったの!? もう、録ったその日にその場で封筒に入れて、みんなでポストまで出しに行くぐらいの勢いじゃないの!? 他のことはいい加減で落ちこぼれでも、ジャズに注ぐ情熱はすごいんだぜ!みたいな筋も通ってないし、さらに参加できるかどうか確認もせずに準備を進めているってのも意味わかんないし。それを、雪のためにとまってしまった電車内でみんなに打ち明けて、その後、何か曲演奏して仲直り~みたいになってるのもハァ?って感じ……私だったらこんなことで仲直りは絶対にできない、一生あの主人公のヤツ恨むよな~(-_-メ)
ていうか、コレは後から妹と話したんですが、別に「音楽祭に出られない」って設定要らないじゃん、と。ただ「音楽祭に向かう途中、雪のため電車が停止。出場は絶望的だが、だったら電車内でやっちゃえ!みたいなノリでジャズの楽しさを振りまく」みたいなシーンでいいじゃない!で、演奏してたところに、あのブラバンの先生が迎えに来ればいいじゃない!! あの展開では棄権になった他校がかわいそう(ちゃんと期日内に応募していたのに!!)。主人公のバンドさえ演奏できればイイみたいな御都合主義にまた腹が立ちます。こういうユルい作品では、不幸になる人がいてはいけないよ……哀れなり他校。
最後の演奏は、本人たちがやってるということで、確かに格好よくて気持ちよさそうですごかったけど、ここに至るまでの諸々の展開がひどすぎた。ただ単に「ウォーターボーイズ」の反対(女の子集団で、冬に、室内で、制服で、文化系催し)をやりたかっただけで、ストーリーとか練る気は全然なかった話なんだろうなーと思いました。「WB」は面白かったのにな~…カワイイ女の子使って楽しげなことやればそれで当たると思ったら大間違いだよね。久々にすっげーつまんない映画見ました。テレビでよかった。映画館行ったらタダ券でも損した気分になりそう。
ただ、最後の演奏で「Mexican Flyer」が入ってたのには、うかつにもしびれた……くっそー、途中主人公の妹がムダに「スペチャン」やってたのはこの伏線だったのかよ、今までとは別の意味で許せない…!!
こうやって細かいところにこんな絶妙なネタ入れられるのに、どうしてそれを大筋に生かせないんだろう…と、これまた今までと同じ意味で許せなくなるわぁ~、とことんどうしようもない映画だ!!
- ゲーム・ミュージック, KEN WOODMAN & His Piccadilly Brass, SEGA
- スペースチャンネル5 パート2 オリジナルサウンドトラック 「Vol. チュウ!」
- ↑これの1曲目が例の「Mexican Flyer(ビッグバンド完全版)」。すっげーカッコイイです。
- コレはサントラでしか聞けませんが、他の曲はゲーム中で聴いた方が絶対にカッコイイのです。おバカでおしゃれで、ゲームも超オススメ!!