茗荷谷という地名が以前から気になっていた。


談腸亭日常-茗荷谷旧町名


茗荷の谷と言う地名からは、いかにもじめじめした日の当らない陰湿な場所で近くには小ぶりの沼地などがあっ

て、、、、。

などという感じがする。

一度行って実際にこの目で見てみたいと何となく漠然と考えていた。

本当のところは一体どんな感じなのか?

地下鉄丸ノ内線の茗荷谷駅で降りてみる。

春日通りと反対側に出てみると駅前からすぐ細い道がいくつか見える。

その中の一つがどうやら茗荷坂というらしい。

そこを行くと急に下り坂になる。

道は車一台が通ると端に寄らなくてはならない暗い狭い。

下ってすぐ左手に、茗荷町会の看板が。

左手は4~5メートルで切通しの感じになり、石を積み上げた壁に補強された台地が続く。

その上には家家が建っている。

時折、その家の玄関に続く階段が。

あっという間に、確かに谷の底だなと思えるような場所になった。

昔はこの辺に茗荷がたくさん自生していたのかも。

多分それが地名の由来であろう。

持参した地図を見ると~坂という名前がやたらと散見できる。

蛙坂、藤坂、釈迦坂、庚申坂、切支丹坂、荒木坂、新坂、薬罐坂等々、まだまだ見つけることが出来る。

言うまでもなく今歩いているところは茗荷坂。


談腸亭日常-茗荷坂


それだけこのあたりの地形は起伏に富んでいるということだろう。

かなり急な藤坂を上って再び春日通の方に出る。

車が激しく行きかう春日通りの反対側に渡ると、そこからまた播磨坂という名の下りの道路になっている。

ちょうど、春日通りが山の尾根のような形になっているようである。



近くが後楽園でもありこの辺はかなり大きなビルやマンションが林立しているのだが、茗荷坂の方は道もせまくこじんま

りとした静かな住宅街、という雰囲気であった。

それにしても今はどこかに茗荷は生えているのだろうか?