昨日「東京の空」というタイトルを付けてブログの記事を書いた。

書きながらふと思い出したことがある。

「東京の空」というタイトル名である。

つい最近終了した連続テレビドラマで、フジテレビ系列で放映された「それでも、生きていく」というドラマ。

そのドラマに使われていた音楽がこのタイトル名と同じ曲名だった。

小田和正の曲でいかにも彼の作品らしい透明感のあるメロデイー。

歌詞も作品に良くマッチしたしっかりした内容になっている。

もっともこの曲を知ったのはこのドラマを見たからだが。


ところで、このドラマ、久々に見る、骨のあるというか見応えのあるドラマだった。

あの、どちらかというと軽薄感漂うフジテレビが、良くこんな重いテーマのドラマを作れたなと感心するぐらいの内容だったと思う。

出演者の演技も素晴らしかった。

主人公役の瑛太が弟を友人に殺されて、その重荷を背負いながら生きている青年を好演。

その母親役の大竹しのぶが、さすがベテランの貫禄の熱演、特に長ゼリフの場面では圧倒的な迫力で、他のどんな役者もかなわないという感じの凄みを出していた。

多分今あれだけの演技が出来る女優さんはいないのでは?

特筆すべきは、加害者の少年の妹役の満島ひかり。

今一番輝いている若手女優ではないだろうか?

彼女の年代の若手女優には、演技派の女性が他にもいるけど、彼女はこのドラマできらきら光るものを見せてくれた気がする。

これからがとても楽しみな役者だ。



テレビは今良質なドラマがとても少ない。

どの局も、チャラチャラした似たようなトーク番組でお茶を濁している感じでつまらないことこの上ない。

大人がじっくりと楽しめる良質な番組は数えるほど。

製作者・スポンサー側も視聴率ばっかり気にしていないで、良質な番組を作るという気概を持ってもらいたいものだ。

NHKはなおさらである。

少なくても料金を取っているわけだからそれにふさわしい番組作りを是非ともしてもらいたい。

ついでだから、NHKには言いたいことがある。

NHKの底辺に流れる「子供から老人まで楽しめる」というかのような、あの誰にでもいい顔するコンセプトの番組作りを何とかしてほしいものだ。

誰にでもいい顔しようとするものだから、結局はピンボケの毒にも薬にもならない、間抜けな作品が出来てしまうことが結構ある。

人気がある役者や歌手を出演させたからと言って必ずしもいいものが出来るわけではない。

役者の演技力、脚本の力、演出の力がそろわなければいいものは出来ない。

情報番組などで何でもすぐクイズ形式にするな。

大して必要性を感じない時のクイズ形式ほど間抜けなものはない。


まだまだ言いたいことは山ほどあるがキリが無い。

また別の機会に言うことにしよう。


「東京の空」からずいぶん話がそれてしまった。

東京の空が、福島原発事故の影響を憂う必要もなく、ますます綺麗に澄んだものになっていくことを願う。