お疲れさまです。
まずは日経記事。
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■米家電量販2位、サーキット・シティが破綻 個人消費冷え込む■
米家電量販店2位のサーキット・シティは10日、連邦破産法11条
(日本の民事再生法に相当)の適用を申請し、事実上破綻したと発表した。
個人消費が冷え込み販売不振が続いたうえ、信用収縮のあおりでメーカーから
支払い条件を厳しくされ、資金繰りが悪化した。
同社の8月末時点の負債総額は23億2000万ドル(約2300億円)で、
債権者はソニーやヒューレット・パッカードなどを筆頭に約10万社にのぼる。
最近では一部メーカーから出荷前の支払いまで要求されていた。
(引用終わり)
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デカくても飛ぶときは飛びますね。
日本も対岸の火事ではないかもしれません。
そんな中、私がかねてから注目している銘柄。
ヤマダ電機の中間決算が,知らない間に出ていましたので
遅ればせながら簡単にコメント。
2Q決算短信
期初公表営業利益 実績
312億円 → 297億円 ・・・・・→▲15億円の未達
期初公表経常利益 実績
368億円 → 369億円 ・・・・・→ +1億円過達????
営業利益は未達でしたが、経常利益は営業外収益、すなわち「仕入割引」47億円
と「その他(協賛金?)36億円などで、「見事に計画をクリア」。
堂々たる利益調整です。
でも・・・・「その他」にしちゃぁ、額が大きすぎる。
表に出せない収益ってことなんですかね?
昨年との比較もしておきましょうか。
H20/3中間決算短信
今年 仕入割引47億円、その他36億円=計83億円
1年 仕入割引62億円、その他16億円=計82億円、
2年前 仕入割引63億円、その他17億円=計80億円
ご覧のとおり、売上・仕入高は順調に増加しておりますが、
仕入割引の額が減り、「その他」が増加。
メーカー等との取引関係・条件に何らかの変化があったかも知れません。
だからと言って、何か問題があるなどとは言うつもりはありません。
ただ、「その他」の金額の重要性が増しているので、
やはりしかるべき科目で表示すべきでしょう。
次に、半期ですが営業キャッシュフローも見ておきましょう。
今年 ▲128億円 ←営業利益 297億円
1年前 +163億円 ←営業利益 292億円
2年前 +93億円 ←営業利益 216億円
今年は営業キャッシュフローと利益とのバランスがイマイチですね。
特徴的なのは、今年の「棚卸資産の増加」によるキャッシュ減少が▲186億円と、
前2年の▲50億円と比べて大幅に増加。
半期とはいえ、営業キャッシュフローのマイナスは、
時節柄、ちょっと気になりますけどね。
「営業外収益狙いで、頑張って仕入れました!」とするのは
書き過ぎでしょうか。
さて、冒頭に申し上げた決算着地の話に戻しますと・・・・。
こんな暴落相場の中、株価は真っ当なバリュエーションなんか
できやしないんだから、
しばらくは会社側も、「数字当てゲーム」から距離を置いて、
財務内容の充実に努めた方が賢明だと思いますけどね。
例えばムリな(都市型)出店はしない。
LAVI渋谷行きましたけど、中途半端な広さが気になりました。
本当に支持されてるのでしょうか?この業態。
何度も申し上げておりますが、この会社、1Qでも1%経常増益。
前期ではポイント引当金を取り崩して利益を調整した節が見られるなど、
いろいろと無理をしている可能性が高い。
まっ、この程度の利益調整は多くの企業で散見されますので
どうこう言うつもりはありません。
ただ、経営トップがかなりアグレッシブな方だけに、
今後成長のひずみというか反動が小売業の中で
最も恐れられる1社だとの見方は
変わっておりません。
また行きます。
まずは日経記事。
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■米家電量販2位、サーキット・シティが破綻 個人消費冷え込む■
米家電量販店2位のサーキット・シティは10日、連邦破産法11条
(日本の民事再生法に相当)の適用を申請し、事実上破綻したと発表した。
個人消費が冷え込み販売不振が続いたうえ、信用収縮のあおりでメーカーから
支払い条件を厳しくされ、資金繰りが悪化した。
同社の8月末時点の負債総額は23億2000万ドル(約2300億円)で、
債権者はソニーやヒューレット・パッカードなどを筆頭に約10万社にのぼる。
最近では一部メーカーから出荷前の支払いまで要求されていた。
(引用終わり)
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デカくても飛ぶときは飛びますね。
日本も対岸の火事ではないかもしれません。
そんな中、私がかねてから注目している銘柄。
ヤマダ電機の中間決算が,知らない間に出ていましたので
遅ればせながら簡単にコメント。
2Q決算短信
期初公表営業利益 実績
312億円 → 297億円 ・・・・・→▲15億円の未達
期初公表経常利益 実績
368億円 → 369億円 ・・・・・→ +1億円過達????
営業利益は未達でしたが、経常利益は営業外収益、すなわち「仕入割引」47億円
と「その他(協賛金?)36億円などで、「見事に計画をクリア」。
堂々たる利益調整です。
でも・・・・「その他」にしちゃぁ、額が大きすぎる。
表に出せない収益ってことなんですかね?
昨年との比較もしておきましょうか。
H20/3中間決算短信
今年 仕入割引47億円、その他36億円=計83億円
1年 仕入割引62億円、その他16億円=計82億円、
2年前 仕入割引63億円、その他17億円=計80億円
ご覧のとおり、売上・仕入高は順調に増加しておりますが、
仕入割引の額が減り、「その他」が増加。
メーカー等との取引関係・条件に何らかの変化があったかも知れません。
だからと言って、何か問題があるなどとは言うつもりはありません。
ただ、「その他」の金額の重要性が増しているので、
やはりしかるべき科目で表示すべきでしょう。
次に、半期ですが営業キャッシュフローも見ておきましょう。
今年 ▲128億円 ←営業利益 297億円
1年前 +163億円 ←営業利益 292億円
2年前 +93億円 ←営業利益 216億円
今年は営業キャッシュフローと利益とのバランスがイマイチですね。
特徴的なのは、今年の「棚卸資産の増加」によるキャッシュ減少が▲186億円と、
前2年の▲50億円と比べて大幅に増加。
半期とはいえ、営業キャッシュフローのマイナスは、
時節柄、ちょっと気になりますけどね。
「営業外収益狙いで、頑張って仕入れました!」とするのは
書き過ぎでしょうか。
さて、冒頭に申し上げた決算着地の話に戻しますと・・・・。
こんな暴落相場の中、株価は真っ当なバリュエーションなんか
できやしないんだから、
しばらくは会社側も、「数字当てゲーム」から距離を置いて、
財務内容の充実に努めた方が賢明だと思いますけどね。
例えばムリな(都市型)出店はしない。
LAVI渋谷行きましたけど、中途半端な広さが気になりました。
本当に支持されてるのでしょうか?この業態。
何度も申し上げておりますが、この会社、1Qでも1%経常増益。
前期ではポイント引当金を取り崩して利益を調整した節が見られるなど、
いろいろと無理をしている可能性が高い。
まっ、この程度の利益調整は多くの企業で散見されますので
どうこう言うつもりはありません。
ただ、経営トップがかなりアグレッシブな方だけに、
今後成長のひずみというか反動が小売業の中で
最も恐れられる1社だとの見方は
変わっておりません。
また行きます。