いやぁ、ヤマダ電機、優越的地位の濫用ですか。
さすが業界NO.1の「行儀の良さ」ですね。


報道によりますと、公取委が認定した不当な派遣人数は
延べ約16万6000人にのぼり、過去最大規模。
家電販売店に対する排除命令は初めてとか。



それでは、この派遣により、
ヤマダ電機はどれだけ経費を浮かすことができたのでしょうか?

「地頭力」ですっかりお馴染みになった「フェルミ推定」で解いてみましょう!
これかな?と思われた方はコメント欄にどしどしご記入下さい。
私からはもれなく、「クマの絵入り」御礼コメントをさしあげます。
             
              
      

それはそれとして、
まだまだあります。ヤマダ電機のちょっと気になるローコストぶり。


監査報酬です。


昨年の有価証券報告書から見てみますと・・・・・。

<監査報酬 昨年>
ヤマダ電機  28百万円
エディオン  36百万円
ビックカメラ 35百万円

業界トップの規模でしょ?
監査報酬をケチってどーするの?
たかが8百万円。されど8百万円。


その結果が巡り巡って、先日もご案内した
釈然としない「ポイント引当金取り崩し」とかにつながっているのでしょうか?

       <期末ポイント引当金>   <ポイント販促費・引当金繰入額>
ヤマダ電機  H19/3期 126億円         899億円
          ↓                     ↓
        H20/3期  72億円※         932億円
エディオン          96億円        最大279億円※※
ビックカメラ         118億円           364億円

※ 引当金取り崩しにより54億円の増益効果
※※エディオンはポイント販促費を広告費と合算して開示





実は7月1日はヤマダ電機の本社が前橋から高崎に移転した
記念すべき日。


でも公取委への対応の拙さも加わって、
私にはこの日が連戦連勝のヤマダ電機にとって大きな転換点と
なるのかも知れないと思っております。


というのも、私が愛読する「ビジネス版悪魔の辞典」
(日経ビジネス人文庫)ではこう書いてあります。



【本社ビル】 業績悪化の前年に完成される記念碑




・・・・お後がよろしいようで。

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この本は結構笑えます。ストレス発散にどうぞ。
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ビジネス版悪魔の辞典 (日経ビジネス人文庫 (や3-2))
山田 英夫
日本経済新聞出版社

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