15日は史上最高650社の決算発表がありました。
私は、そのドサクサにまぎれて、一番最後の最後に決算短信を提出した会社を
「ドサクサ王者」と認定しまして、何らかのウサン臭さがあるものと
勝手に想定しました。

経営者の心理からして
「余程みられたくない決算書」である可能性が高いと考えたからです。

あえてそういうところにスポットライトを当てるのがこのブログ。


で、ドサクサ王者は、


21:40に決算短信を提出した(9852)中央物産。
http://www.chuo-bussan.co.jp/dl/pdf/60sc.pdf

おめでとうございます。



で、短信を見ましたが、予想通り厳しい業況ですね。




短信p.5の表を見ますと、キャッシュフロー経営への転換とかなんとかいって
2年に1度は営業キャッシュフローは赤字。
インタレストカバレッジも2年に1度マイナス。
要は金利すら支払えない、ってな有様。

短信p.12の特別損失項目を見ますと、販管費に計上すべき費目も
結構含まれておりまして、
営業利益47百万円、営業利益率0.0%は、
失礼ながら「作った」可能性大。



やはり、王者の風格を感じさせる決算書でした。