NIKKEI NETのマネー&マーケットに、著名ポートフォリオマネジャーによる
連載コラムがありまして、最新号が表題にあるテーマでした。

これは参考になると思いましたので、ご紹介しましょう。
ポイントだけを以下列挙してみます。
http://markets.nikkei.co.jp/column/rashin/personal.cfm?genre=q8&id=q89c4000_04&date=20061204
(リンクしていません。コピペで対応下さい。)
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「投資してはいけない会社」

(1)ビジネスモデルそのものが崩壊

(2)甘い見通し、甘い予想

(3)事業の間違った多角化
  業績下方修正を避けるためにM&Aで利益の未達を補おうとする
 短絡的経営者にも気をつけろと。

(4)社名変更(過去を忘れてもらうことが狙い)

(5)株主との利益相反を平気でおこなう企業
安易なMSCB(転換価格修正条項付新株予約権付社債)の発行や
必要以上の過剰ファイナンス

(6)瞬間的好環境に現れる雨後の竹の子企業
  株式市場の雰囲気に乗っていつの時代にも同じカテゴリーに属する似た企業が
  続々と上場。安易なベンチャーキャピタル、安易なFCビジネス、
  安易なニューベンチャービジネス・・・・。

(7)IPOをゴールとする経営者
  創業者利益の確定ばかり考え、その目的が達成されると1年も経たないうちに
  会長職に就き、経営の第一線からすでに片足が出ているケースが見られると。

(8)地方取引所上場企業
  とりわけ名古屋セントレックス、札幌アンビシャス、福岡Q-boardに注意。

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(コメント)

① いかがでしょうか。簡にして要。
 そりゃぁ、そうだね。と納得してしまいました。
 お手持ちの銘柄で該当していなければいいですけどね。

② これだけではネタの独自性がないので、私なりに追加を

 -IRに熱心すぎる会社、社長の露出が必要以上に多い会社、

 -決算短信等に「財務会計基準機構会員マーク」がついていない会社
   20万円程度の会費をケチらないで欲しい。
   会計基準軽視の姿勢と受け取られかねない。私は、そう見ます。

 -事業規模に比して零細な会計事務所あるいは個人が会計監査をしている
  ケース、

 -やたら監査担当年数の長い会計士がいる会社
 (異論反論が予想されるところではありますが、私なら引いてしまいます。)

 -余り聞いたことがない証券会社が主幹事となっている上場会社、
    (地方証券取引所の、証券会社版のようなものですね)

 -醜悪なセンスの広告を流している会社(非上場ながら近未来通信、平成電電)。
  プリヴェチューリッヒの「年収付き人材募集広告」もこの中に入れたいです。