久々に楽天ネタ。
週刊東洋経済で同名の特集がありましたので、
その中から私が気になった点を勝手に抜粋してご紹介。
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①楽天内部に潜むリスク -楽天税-

楽天税=(出店料+マージン+広告+その他)÷流通総額
この金額がジリジリ上がって現在9%。
昨年2月の新規契約からそれまでゼロだった100万円以下の販売にも従量課金を導入。
今年1月から既契約にも新制度を導入。店舗側の負担は高まっていると。
(因みにヤフーモールは4%台半とか)

で、楽天は店舗数の増加をコントロールしながら1店当たりの売上を増やす戦略へ。
店舗が楽天以外に払っているカネを取り込む意味で、楽天KC(旧・国内信販)を買収。
しかし、そうした買収が憂鬱を運んできていると。


②楽天KC

楽天証券はまだ勝ち残る可能性もあるが、楽天KCははっきりと不安材料とか。
金融関係者によれば「KCのクレジット資産の内容は相当悪い」とか。

確かに、KC買収直後のクレジットペイメント事業で営業利益45億円を計上して
全社利益を牽引しているが債権流動化に伴う「一時的な収益カサ上げ」によるもの。
一方で特別損失を38億円を計上。買収直後に債権流動化を行う必要があったのか?と。


③楽天証券が関わる不動産問題 -クオリケーション(旧クォンツ)

・東京銀座5丁目の秀吉ビル 05年7月 購入額不明ながら
 東京スター銀行の43.5億円の抵当権が付いていると、
・他にも六本木5丁目のビルもあると。

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(コメント)

①そういえば29日の日経1面でも楽天に関してやはりややネガティブな見方をする記事
 がありました。マスコミの論調はやはり付和雷同しやすい。
 もっとも日経は楽天がネットの新技術への対応力に欠く点を指摘していましたが。
 まだまだ憂鬱のタネがあるってことでしょう。


②楽天KCは買収時のデューデリが甘かったのでしょうか。
 しかも今後は、いわゆる「貸金業としての上限金利問題」。
 この影響も今後収支を圧迫する可能性、ありますよね。

 それにしても、東洋経済誌は良い指摘をしていますね。
 「債権売却益の計上で利益を先取りしている」っていうくだりです。
 聞いた話では、先に売却益を計上するが、その後、売却した債権の残存年数に応じて
 売却益相当額を期間按分して「償却」(費用化)していく、
 そして全期間で見れば流動化してもしなくても損益は一緒になるっていう仕掛けです。

 この手の開示は決算短信や有価証券報告書ではなかなか分かりずらい。
 ですので企業にアクセス可能な方(バイサイドアナリストさん)は、
 必要に応じて利益を先取っているかどうか確認すべきでしょう。


③先日のコメントにもありましたけど、今や楽天よりも来月上場のミクシィに
 注目が高まっているとか。
 私も早速、目論見書を観ました。で、役員欄を見て思いました。
 あのisolog磯崎哲也先生が非常勤ながら監査役なんですね。
 ある種の安心感はありますね。
 (ただ反面、同社の利害関係者となることに注意は必要なのでしょうが)
 ミクシィについてはまたネタがあればコメントします。