週末なので軽めのネタを。


「ホリエモンは無視すればいい。」
そんなことを先日書いた私ですが、
ちょっと気になることがあったので簡単にコメント。


ホリエモン保釈の一連の騒動を見て、
私は『男子の本懐』の話を思い出しておりました。


城山三郎氏の同名小説でご存知の方が多いと思いますが、
戦前、浜口雄幸首相が狙撃され、瀕死の重傷を負った中で発した言葉が「男子の本懐」。

己の信念を貫徹し、その志半ばではいかなる相手にも屈しない。その生き様が
多くの人に感銘を与えたと思います。


ところが、この「男子の本懐」、本当に浜口首相が発した言葉だったのでしょうか?
というのは、私の記憶によれば、実は、当時の首相関係者と新聞記者とのやりとりの中で
作られた言葉だったと。

  新聞記者「浜口首相は何とおっしゃっていたのですか?」
  首相関係者「・・・・・」
  新聞記者「・・・・たとえば“男子の本懐”とか?」
  首相関係者「・・・・まぁ、そういうことだな」
              (・・・確かこんな内容だったと記憶)

で、先日、ホリエモンが保釈されて報道陣の前で大声で叫んだとされる言葉。

「世間をお騒がせし申し訳ありませんでした。
 ライブドアの株主、従業員、関係者の皆様にご心配をおかけしました。
 大勢の方に励ましをいただき有難うございました。」

ところが、日テレで、読唇術の専門家による分析結果を見てビックリ、
というかやっぱり。

ライブドアの株主らへの発言なんてありませんでした。


そりゃそうでしょ。起訴事実を全面否認しているのに、自分に落ち度があったかのような
印象を与える発言をするはずがない。


ついでに言えば、元々の「ご心配をおかけしました」もおかしな表現だ。
一部のファンはいるのだろうが、被害を被った投資家は、ホリエモンのことは心配して
いない。もし言うのであれば「ご迷惑をおかけしました」だろう。でも、それは上記と
同じ理由で言う訳がない。

弁護団が後づけに作成した新聞記者向け声明なのでしょう。

とはいえ、保釈早々の「粉飾」発言。呆れましたし、先が思いやられます。