いつもご覧下さり、誠に有難うございます。

「もうライブドアはいいだろう」と内心思いつつも、
手軽にネタが仕込めてそれなりに“場持ち“してしまうので、
「困ったときの粉飾祭り頼み」となっているのが実情です。


で、本日は、週刊東洋経済2/25号にあった「ライブドアを襲う株券発行費」
が面白かったのでご紹介。
またまた株価の下値目処を下げなくてはならないようです。


まず、記事の要約。
---------------------------------------------------------------------
(結論)ライブドアが上場廃止になったら、数十億円の費用が発生する恐れがある。

(内容)

・株券が上場廃止となると、それまで証券保管振替機構(保振)に預託され、
 一括管理されていた株券は、保振から証券会社を経て株主に返される。
 このとき、株券を用意する必要がある

・ところが、保振には「不所得の申し出」という制度があり、現物株(券)
 を用意しなくても、株主名簿に登録しておくだけでOKという便利な制度がある。
 このため、発行済の全株式が、実際には株券として刷られていないことが
 問題にある。

・上場会社平均でみると、保振に預託されている株式のうち61.3%が不所持
 申し出によるもの。 現物の株券は4割弱しかない。

・上場廃止会社の場合は、この6割相当の株券を新たに用意しないといけない。
 さらに、ライブドアは株式大幅分割を繰り返したことから、膨大な数の1株券
 などを用意する必要性もある。
 このため株券の実物が存在する部分で「両替」用の株券を準備する必要もあると。
・1枚あたり印刷コストは偽造防止対策もあって通常100円から200円と
 高い。さらに印紙税を株券1枚につき200円納付する必要があることから、
 1枚発券するのに300円から400円かかると。

・ライブドアの発行済株数は10.5億株。
 どの程度発券するのかは不透明だが、仮に1千万枚印刷で35億円前後、
 3千万枚印刷で100億円強かかってしまう。

-----------------------------------------------------------------------
【コメント】
・大体、株券発行費が100億円かかるとなると、1株当たり純資産で見て、
おおよそ▲10円のダメージ。
万が一、1億枚印刷となると1株▲30円。2億枚で▲60円
(多少、ボリュームディスカウントもあるんでしょうが)。
アウトかも・・・。

・「株券印刷倒産」ってことになったら抱腹絶倒、前代未聞ですけど、
 本当にあるかも知れませんね。
 一体、何株印刷する必要があるのか?これは業績以上に要注目です。

・でも、そうなったとして、実際に印刷を引き受けてくれる会社って
 あるんでしょうか?印刷会社にとっては特需なのでしょうが、
 代金回収の可能性に不安が・・・。

 東証が支払保証してくれるのなら、印刷を引き受けるんでしょうけどねぇ。
 失策続きの東証がどういう風に立ち回るのか、
 実は意外な注目点かもしれませんね。