リハ室通いを休止しています
7月いっぱい日本に帰国していましたが、アメリカに戻ると同時に
左手の尺骨神経領域に麻痺、しびれ、痛みが出ました。
夜間救急(深部静脈血栓or 心筋梗塞疑いから始まり、最終的に神経根症?との指摘) ※1
→かかりつけ医(夏季休暇のためNPに診察してもらい、絞扼性神経障害?との指摘)※2
→整形外科医(肘部管症候群+TFCC損傷疑い)+作業療法士(OT)によるスプリント作成
→神経伝導検査 (Neuro Doctorは当然ですが中枢性、例えばMSも疑って所見取ってました)
→整形外科医からの結果説明&再診待ち ←今ココ
※1
驚くべきことにERのチェックインから、EKG(ECGとは言わないんですね!)、
採血、モルヒネ投与、超音波検査、全てを通してphysician assistant(PA)が
RNにオーダーし最後まで医者(MD)が登場しませんでした。
まだ請求は来ていませんが、アカウント上はPAの処置として計上されています。
退院時に「診断と薬の処方はしないのでかかりつけ医に2日以内に行ってね」
と言われたのもアメリカっぽい割り切った分担だなーと思いました。
※2
annual check-upをしてもらっているかかりつけ医(Primary Care Physician)
に予約を取ろうとしたら、なんと1ヶ月のバケーションに出ていました。
その間の代診はNurse Practitioner(NP)が担当していました。
かかりつけ医には専門医を紹介してもらうのと、とりあえずの痛み止めの処方を
もらうのが目的だったため、診断力には何も期待していませんでしたが、
私の症状を見て第一にCarpal Tunnel Syndromeという名称が出てきたので
「あ、やっぱり(詳細な診断を期待してはいけない)な…」と思いました。
でもネットワーク内の手の外科で高名な方を紹介できる、というのは
ベテランのNPさんの実力だと思うし、とてもありがたかったです。
診断や処方や他科紹介など、日本では医師が独占する役割の数々を、
Physician Assistant やNurse Practitionerも担うことができる、
このアメリカの分業制度を私自身は気に入っています。
本当に重篤・重症な人への対応が適材適所でできると思うからです。
しかるべき訓練を受けた人であって、法律的な責任を負う所まで教育されているなら
医師(Medical Doctor)が全部担う必要はないんじゃないか思っています。
これまで自身の帝王切開(C-section)、夫のDay Surgery、
こどもの外傷でER受診等、様々な場面でアメリカ医療のお世話になって
きましたが、今回は最もリハビリテーションに関連するトラブルで、
症状発症時からとても興味深く自身の経過と医療者の評価を観察しています
どの診断名が出ても、これまで担当してきた患者さん達が思い出されます。
ただ各種疾患の経過もざっと見通せるので、メンタルが浮き沈みしています。
免許もとったし、現場にも慣れてコネも作ってきたし、
大学院にも入ってコースこなしてるし、
さあ、あとはグリーンカードが来て(これはもうちょい時間かかるけど)
稼ぐだけだ!!と思った所でのブレーキ
少なくとももう詳細な所見が出て見通しが立つまで現場はお休みするので、
大学院の課題に取り組むこととブログアップで気持ちを維持したいなと思います。
今回はPT現場の話でなくてすみません。
読んで頂きありがとうございました。