久々に日本女子バレーの勇姿が見られますが、苦戦しています。

新戦術は消化不良=試行錯誤のバレー日本女子バレーボール
時事通信 8月4日(月)

 【アンカラ時事】バレーボール女子のワールドグランプリは3日、世界ランキング上位による1次リーグの3戦まで終了し、日本はトルコ、ロシア、米国に3連敗を喫した。
 日本は米国との第3戦こそフルセットまで競り合ったが、トルコにはストレート負けし、ロシアからも1セットを奪うのがやっと。
3試合を通して目立ったのは、高さのある相手にブロックで止められた失点の多さだった。
この3戦で1セット平均4.25点だった。
 セッターからの連係に改善の余地があるとはいえ、取り組んでいる新戦術の完成度が低かった。
ミドルブロッカーを1人またはなしにして、ウイングスパイカーを増やす布陣で臨んでも、攻撃がサイドに偏りがちだった。
 ミドルブロッカーが担ってきた中央からのクイックが少ない分、別の攻めを織り交ぜなければ読まれやすい。
相手ブロックを散らすためにも、増やしたウイングスパイカーのバックアタックで変化をつけたいが、手数、精度とも不十分だった。
 真鍋監督は「新しいことをやっているので、リスクは承知」と、若手も使いながら試行錯誤の戦いを強調した。
主将の木村も「難しいことをやっている。しっかり継続して、少しずつ完成度が上がっていけば」と、諦めずに取り組む姿勢を示した。 

20日からゴールデンタイム放送予定ですが、あくまでも照準は2年後のリオ五輪ですので、まだまだ発展途上ということで温かく見守りましょう。

昨年からMB1(ミドルブロッカーを1人にしてサイドアタッカーを増やす)という新しい戦術をやっていますが、今年は「MB1プラス変化、進化」を目標に取り組んでいるようです。

今回の全日本女子チームに選出された選手を見てみましょう。

眞鍋監督「世界一にチャレンジ」
2014年度バレー全日本女子会見
スポーツナビ 2014年5月19日

新たに始動した2014年度の全日本女子メンバー。
キャプテンの木村沙織を中心に世界選手権でメダル獲得を目指す【坂本清】

 日本バレーボール協会は19日、2014年度全日本女子バレーボールチーム「火の鳥NIPPON」の始動に際し、東京都内で会見を行った。
会見には眞鍋政義監督をはじめ、登録メンバー31名が出席し、それぞれ抱負を述べた。

 眞鍋監督は、「14年度は世界選手権。スタッフと選手が一致団結して前回以上の成績に挑戦したい」と話し、9月にイタリアで行われる世界選手権で、4年前の銅メダル獲得以上の成績を目標に掲げた。

 登録メンバー31人には木村沙織(ガラタサライ/トルコ)や新鍋理沙(久光製薬)らの主力に加え、9人制バレーでプレーする宮本小百合(パナソニック)ら8名を初招集。
また、佐野優子(デンソー)が選手兼アシスタントコーチとして代表に復帰している。

2014年度全日本女子登録メンバー

1、古藤千鶴(31/久光製薬/S)★
2、中道瞳(28/東レ/S)
3、佐藤美弥(24/日立/S)
4、藤田夏未(22/トヨタ車体/S)
5、宮下遥(19/岡山/S)
6、木村沙織(27/ガラタサライ(トルコ)/WS)
7、高田ありさ(27/東レ/WS)★
8、迫田さおり(26/東レ/WS)
9、石田瑞穂(26/久光製薬/WS)
10、江畑幸子(24/日立/WS)
11、新鍋理沙(23/久光製薬/WS)
12、石井優希(23/久光製薬/WS)
13、白垣里紗(22/NEC/WS)★
14、長岡望悠(22/久光製薬/WS)
15、内瀬戸真実(22/日立/WS)★
16、高橋沙織(21/日立/WS)
17、今村優香(20/青山学院大/WS)
18、井上愛里沙(19/筑波大/WS)★
19、古賀紗理那(17/熊本信愛女学院高/WS)
20、庄司夕起(32/VCヴィースバーデン(ドイツ)/MB)
21、山口舞(30/岡山/MB)
22、関李香(26/岡山/MB)
23、川島亜依美(24/岡山/MB)
24、岩坂名奈(23/久光製薬/MB)
25、平松美有紀(22/トヨタ車体/MB)★
26、大野果奈(21/NEC/MB)
27、大竹里歩(20/デンソー/MB)
28、佐野優子(34/デンソー/L)
29、宮本小百合(29/パナソニック(9人制)/L)★
30、佐藤あり紗(24/日立/L)
31、筒井さやか(21/久光製薬/L)★

※括弧内は左から年齢、所属、ポジション
※★マークの選手は全日本初選出
※年齢、所属は、2014年5月19日時点
※ポジション略号:WS=ウイングスパイカー、MB=ミドルブロッカー、S=セッター、L=リベロ

そして今回ワールドグランプリ2014 香港大会に選ばれた14名は、

全日本女子メンバー

中道 瞳 東レ 1985/09/18 159cm S

宮下 遥  岡山 1994/09/01 177cm WS

木村 沙織 東レ 1986/08/19 185cm WS

高田 ありさ 東レ 1987/02/17 175cm WS

石田 瑞穂 久光製薬 1988/01/22 174cm WS

江畑 幸子 カンヌ(フランス) 1989/11/07 176cm WS

新鍋 理沙 久光製薬 1990/07/11 173cm WS

石井 優希 久光製薬 1991/05/08 180cm WS

長岡 望悠 久光製薬 1991/07/25 179cm WS

内瀬戸 真実 日立 1991/10/25 170cm MB

山口 舞 岡山 1983/07/03 176cm MB

大野 果奈 NEC 1992/06/30 180cm L

佐野 優子 デンソー 1979/07/26 159cm L

筒井 さやか 久光製薬 1992/09/29 158cm L

ポジション略号:WS=ウイングスパイカー、MB=ミドルブロッカー、S=セッター、L=リベロ

今回選ばれたメンバーではキャプテン木村沙織の185cmが未だに一番背の高い選手なんですね。

ところで登録メンバーの中で、9人制バレーの宮本選手が選ばれたのはどんな意味があるのでしょうか?

まあ現状のように行き詰っているときには、いろいろと試行錯誤していくのは大事だと思います。

新しいことをやれば、想像もできなかった面白い化学反応がうまれてくるかもしれません。

また、外国の女子選手は男子並みの高さでパワープレイしてきます。

そうした背景で女子卓球の石川選手が男子選手と混じって練習をすることで、早いカウンター攻撃にも対処できるようになったように、日本女子も男子選手との練習試合をどんどんするべきです。

現在トップの外人女子のパワーが、日本の男子高校生くらいのレベル(?)であれば、男子高校生クラスを仮想対戦相手としてMB1コンビネーションの精度をあげていく練習をすべきです。

そして男子バレーも同じですが、やはり攻撃の組み立てをするセッターが鍵を握っています。

今まで女子は竹下という絶対的な存在がありましたが、彼女が引退した後の正セッターがまだ育っていません。

MB1はアタッカーの攻撃の決定力と精度がより求められる戦術だけに、攻撃前のレシーバーとセッターの精度も上げていかなくてはなりません。

男子バレーとの練習で速くて力強い攻撃を経験することで、ある程度の対応力は身につけられます。

その点、女子バレーの方が男子バレーより練習相手が調達できるという点では有利ですね。

では、ここからがこの妄想ブログの本領発揮!

バレーボール関係者必見です!

既に昨年から試しているMB1の戦術は不完全とはいえ各国チームの研究俎上に乗っていると思って間違いありません。

そこで、全日本女子バレーのために新しい戦略を2パターン用意しました。

まずは、MB0です。

ミッドブロッカーをゼロにして、セッターとリベロ以外は全て攻撃選手という布陣です。

ただ、この戦略の難点は、全選手がユーティリティプレイヤー(何でもこなせる選手)という器用さも同時に要求されるという点です。

となると、あえてポジション分けしない布陣ともいえますので、原始フォーメーションとでも命名しましょう。

もう1つは、もう少し現実的(?)です。

日本人選手の身長の低さはどうしようもなく、ネット近くのアタックは背の高い相手チームにブロックされる確率が高くなります。

そこで、有効なのがバックアタックですが、このバックアタックのバリエーションを増やすのです。

バックアタックの時間差、一人時間差、速攻などのかく乱戦術です。

ネット際でやっているこれらの戦法をバックアタックで使うのです。

バックアタックで後ろから飛んできた選手が・・・、無理かなあ?

火の車、もとい、火の鳥ジャパン、がんばれ!

そういえば、今回全日本代表女子選手の胸には資生堂のロゴがありましたが、スポンサーとしてなかなか目の付け所がシャープですね(古い!)。

では、音楽の時間です。
バラードが続きますが、この頃のバラードではこの曲がベストです。
Chicago 17 - Hard Habit To Break
夏の風物詩、今年で96回目となる高校野球の組み合わせが決まりましたね。

台風の影響が無ければ、今週の土曜日から始まります。

では余興に、勝敗確率を検証してみたいと思います。

それぞれの試合の勝敗をコイントスで予想します。(表が出ると左側の高校の勝ちとします)

理論的にはコイントスの裏表の確率も、勝敗結果も正解率50%近くに収束していくはずです。

試合数がそれほど多くないのですが、とりあえずやってみましょう!(下線のある高校が勝ちの予想です)

組み合わせ抽選会・総括

8月9日から阪神甲子園球場で開催される第96回全国高校野球選手権大会の組み合わせ抽選会が6日、大阪市北区のフェスティバルホールで行われ、各校初戦の対戦相手が決定した。

史上8校目の春夏連覇を目指す龍谷大平安(京都)は開幕試合でサウスポー・金子大地を擁する春日部共栄(埼玉)と対戦が決定した。

そのほか、二刀流として注目を集める松本裕樹の盛岡大付属(岩手)は、神奈川大会決勝で20奪三振を記録した吉田凌ら好投手4人を抱える東海大相模(神奈川)と6日目第3試合で対戦、今大会でも屈指の長距離砲として注目を集める岡本和真が中軸に座る智弁学園(奈良)は、好投手・岸潤一郎を擁する明徳義塾(高知)と5日目第1試合で対戦するなど、注目のカードが組まれた。

昨年に続き、全試合抽選方式が採用され、2戦目以降の組み合わせは試合後に抽選を実施して決定する。
大会は休養日を1日はさみ14日間で48試合が行われ、23日に全国3917校の頂点が決まる予定だ。

なお、開会式での選手宣誓は、作新学院(栃木)の中村幸一郎主将が務めることも決定した。

初戦の組み合わせ

■第1日:8月9日(土)
▽1回戦
10:20 龍谷大平安(京都)vs.春日部共栄(埼玉)
12:50 坂出商(香川)vs.敦賀気比(福井)
15:20 日大鶴ケ丘(西東京)vs.富山商(富山)

■第2日:8月10日(日)
▽1回戦
8:00  日南学園(宮崎)vs.東邦(愛知)
10:30 静岡(静岡)vs.星稜(石川)
13:00 日本文理(新潟)vs.大分(大分)
15:30 大垣日大(岐阜)vs.藤代(茨城)

■第3日:8月11日(月)
▽1回戦
8:00  高崎健康福祉大高崎(群馬)vs.岩国(山口)
10:30 鹿屋中央(鹿児島)vs.市和歌山(和歌山)
13:00 佐賀北(佐賀)vs.利府(宮城)
15:30 三重(三重)vs.広陵(広島)

■第4日:8月12日(火)
▽1回戦
8:00  東海大甲府(山梨)vs.佐久長聖(長野)
10:30 九州国際大付(福岡)vs.東海大四(南北海道)
13:00 聖光学院(福島)vs.神戸国際大付(兵庫)
15:30 小松(愛媛)vs.山形中央(山形)

■第5日:8月13日(水)
▽1回戦
9:30  明徳義塾(高知)vs智弁学園(奈良)
12:00 開星(島根)vs.大阪桐蔭(大阪)

▽2回戦
14:30 二松学舎大付(東東京)vs.海星(長崎)

■第6日:8月14日(木)
▽2回戦
8:00  鳴門(徳島)vs.近江(滋賀
10:30 城北(熊本)vs.東海大望洋(千葉)
13:00 東海大相模(神奈川)vs.盛岡大付(岩手)
15:30 角館(秋田)vs.八頭(鳥取)

■第7日:8月15日(金)
▽2回戦
8:00  沖縄尚学(沖縄)vs.作新学院(栃木)
10:30 八戸学院光星(青森)vs.武修館(北北海道)
13:00 関西(岡山)vs.第1日勝者から抽選

※以降の対戦は、大会開幕後に順次決定。

なんと、7回連続で表が出ました!

結局は先攻の14勝11敗となりました。

我が母校、愛媛の小松は4日目の第4試合で山形代表と当たりますが早くも負けの予想、外れることを祈っています。

まあ甲子園初出場校と2度目という山形中央高校との対戦ですので、フレッシュな戦いが期待できそうですね。

では、野球つながりでもう1本。

本当のところは、「あっ、補強の締切期限があるの忘れてました!」かな?

オレ竜補強どうした!
落合GM株が急落
東スポWeb 8月5日(火)

 4日現在、借金1でセ・リーグ4位の中日で落合博満GM(60)に手厳しい声が出ている。
プロ野球のシーズン中のトレードと新規契約が可能な期間は7月31日まで(※戦力外などにより、契約を放棄された選手を他球団が獲得するウエーバー移籍は8月1日以降も可能)で終わったが、中日は開幕以降、西武から金銭トレードでプロ12年目捕手の武山、岩崎内野手との交換トレードでオリックスから4年目の三ツ俣内野手を獲得したのみ。

 この結果にチーム関係者は「球団初のGMとして、どんな手腕を発揮してくれるのか楽しみにしてきたのに肩透かしもいいところ。今もウチのチームはBクラスでこれだけ苦しんでいるのに…。これでは今年の優勝はもう無理と言ってるようなもの」とプリプリ。
別の関係者は「GMは昨年オフに選手の年俸総額を8億円もカットしたし、GM好みの大物選手を獲ってくると期待していたのに結局、人脈がないということ」とバッサリだ。

 首位・巨人が4月にキューバからセペダ外野手、DeNAがグリエル内野手の獲得を決めた際にも中日サイドから「ウチのGMは何をしているんだ」との声が出たが、その後もロッテがデスパイネ内野手、さらに巨人がメンドーサ投手を獲得。
キューバ以外でも広島がホワイトソックス3Aからヒース投手、楽天がダイヤモンドバックスからエバンス内野手、オリックスはジャイアンツ3Aからランズラー投手、阪神はメジャーから出戻りの建山投手、西武は独立リーグから小林宏投手を補強…。
ヤクルトとソフトバンクでは日高投手、川島内野手と新垣投手、山中投手の2対2の交換トレードも成立した。
それだけに、落合GMのあまりに地味な動きにがっくりらしい。

 策士・落合GMのこと。
派手に動かなかった理由もあるはずだが、現状、その株は急落だ。

名選手で名監督、必ずしも名GMにあらず、そろそろ物忘れが激しくなる還暦の方をあまり買いかぶり過ぎるのも可哀想ですぞ、なんちゃって。

では、さっさと次の記事です。

「ソリュブル」はインスタントコーヒーか否か物議 
ネスレVS業界団体
産経新聞 7月29日(火)

 ■ネスレ「新ジャンル」 業界「根本的に同じ」

 コーヒー大手のネスレ日本(神戸市中央区)が国内の4つのコーヒー業界団体を退会したが、その理由は「ソリュブル(可溶性)」と呼ばれるタイプが、インスタントコーヒーかどうかの判断だ。
「技術革新で新ジャンルを作った」と主張するネスレと、「根本的にはインスタントコーヒーだ」とする業界の見解は真っ向から対立している。

 ソリュブルは微粉砕した豆をコーヒー抽出液に混ぜて乾燥させる技術で、インスタントとレギュラーの“いいとこ取り”をした形。
欧州では一般的に普及している名称だという。

 ネスレは昨年9月、「ネスカフェ ゴールドブレンド」を刷新。
インスタントコーヒーの表記をやめ、「レギュラーソリュブル」に全面的に切り替えた。
技術の革新性を出し、差別化を図るためだ。
しかし、お湯を注いで飲むという意味ではインスタントと同じ。
さらに、「レギュラーソリュブル」の表記ではレギュラーと間違えて購入することへの懸念もある。
かつて、わずかしか入っていなくても「ブルーマウンテンブレンド」をうたった商品が業界を混乱させた経緯もあり、全日本コーヒー公正取引協議会などはネスレの表記を問題視。
6月には同協議会が「インスタントコーヒー(レギュラーコーヒー入り)」など使用量の多い方を主にした名称にすべきだとの判断を出し、「レギュラーソリュブル」は不当表示で、広告表現でも使用できないとした。

 コンビニコーヒーなどに押され、市場が縮小傾向にある中、ソリュブルを新機軸として強化を図ろうとしたネスレにとっては大きな痛手だ。
ただ、今回の団体離脱騒動で、「ソリュブル」の名称を消費者に定着させることができれば、マイナスがプラスに転じるかもしれない。

何が違うのか、早速2種類のソリュブルコーヒー(顆粒と粉末タイプ)を購入してみました。

結論から言えば、お湯を注いだときの香りはかなり立っていて、溶け方も従来のものより早い気がします。

ただし肝心の味は、残念ながらそれほど差があるとは思えませんでした。

コーヒーの専門家、バリスタの目隠しテストでもこの程度の差異では厳しいのではないでしょうか?

「飲み終わった後にカップの底に三日月のような模様が残るのは、コーヒー豆の微粒」ということをセールスポイントとして謳っていますが、日本コーヒー公正取引協議会が指摘しているように、この程度の差異では余裕でインスタントコーヒーのカテゴリーですぞ。

ネスレさん、もう一頑張りしないと、実質的な差別化にはなっていませんよ。

逆に名称にこだわるのは、実体に自信が無い表れ、と受け止められても仕方ありません。

ネスレは業界団体離脱というスタンドプレイではなく、日本人のコーヒー愛好者と同業者を納得させられるようなインスタントコーヒーの概念を凌駕する技術革新が求められていることにこそ早く気づいて欲しいものです。

では、音楽の時間です。
バラードの名曲を量産していた頃のキングオブポップス、シカゴです。
Chicago - You're The Inspiration
今日はマーケティング関連の2題です。

まずはゼンショー、間違いなくブラック企業認定ですね。

「すき家のビジネスモデルは限界」
第三者委員会が「調査報告書」を公表
弁護士ドットコム 7月31日(木)

「すき家」の労働環境改善に関する第三者委員会(委員長・久保利英明弁護士)は7月31日、調査報告書を、すき家を経営するゼンショー側に手渡した。

報告書は、社員へのヒアリング・現場スタッフへのアンケートなどに基づいて、「すき家の運営は、法令違反であることはもとより、社員の生命、身体、精神に危険を及ぼす重大な状況に陥っていた」と認定。
「過重労働問題等に対する“麻痺”が社内で蔓延し、『業界・社内の常識』が『社会の非常識』であることについての認識が全社的に欠如していた」と、経営側の認識不足を厳しく指摘した。

報告書はさらに踏み込み、「『昼夜を厭わず、生活のすべてを捧げて働き、生き残った者が経営幹部になる』というビジネスモデルが、その限界に達し、壁にぶつかったもの」と言及。経営層の意識改革を迫った。

●「ワンオペ廃止」も提言

「すき家」は、深夜業務を一人でこなす「ワンオペ」がネットで有名になり、従業員の労働環境への疑問の声が高まっていた。
全国に約2000店を展開する同チェーンだが、今年2月~4月にかけては最大123店舗で、人手不足などにより一時休業や時間帯休業を実施することになった。

報告書では、この「ワンオペ」についても、「深夜時間帯の複数勤務体制を確立すべきである」として、廃止を提言した。

一方、社内アンケートでは会社を思う多くの声があがったとして、「すき家を支えていこう、変えていこうという思いを持ったクルーや社員の存在こそが、すき家の財産である。当委員会は、経営幹部が強い決意と危機感をもって、こうした貴重な「人財」を最大限に活かす経営を実現していくことを強く願っている」と結んだ。

この第三者委員会は、従業員の負担増が深刻化したことを重く受け止めるとして、ゼンショーホールディングスが今年5月7日に発足させていた。

第三者委員会は31日16時より、この内容について、東京都内で記者会見を行う。

調査報告書は、ゼンショーのウェブサイトで公開されている。http://www.zensho.co.jp/jp/improve/

イケイケドンドンな経営者は、社員にもイケイケで接するため、多くは労働倫理を無視してでも売上を上げようと強引な経営手法をとる傾向にあります。

「すき家」はかなり以前より従業員から労働環境の改善の訴えが出ていたものの、利益を上げることが至上主義の経営者は何ら手を打たなかったため、従業員の一斉ボイコットが起こり、そのため一挙に人手不足に陥り多くの店舗を閉鎖せざるを得なくなった、というのが数ヶ月前に見られた「パワーアップ改装中」という張り紙の真実です。

労働基準法をあからさまに無視する企業は、即市場から退場させたほうがいいですよね。


次は丁度1年前の記事ですが、こちらのビジネスモデルのその後を見てみましょう。

クーポンサイト なぜ廃れた?
2013.09.10

 2010年から2011年前半にかけて、話題となったクーポンサイト。
フラッシュマーケティングという手法で、「○時間以内に△△人が購入すればディナー半額に」という、共同購入モデルとして話題になりました。
参入障壁の低さから、一時は100サイト以上も誕生しました。
また、アメリカの大手、グルーポン社が日本市場へ進出、リクルートなども参入し、わずか数カ月で“戦国時代”へ突入するなど、多くのメディアでも取り上げられました。

 しかし、2011年の年明け早々、2強だったうちの1社、グルーポンが提供したおせち料理(2万円相当とのふれこみ)が、イメージ画像とあまりに違うものが届くトラブルなどもあり、ブームは徐々に沈静化。
100サイト以上あったサービスは、次々に閉鎖していき、今年の夏には、2010年当初からサービスを提供していた“老舗”のKAUPONも事業譲渡。
継続しているサイトもありますが、ブームとしては1つの時代に幕が降りる形となりました。
なぜ、あれだけ話題になったフラッシュマーケティングが定着しなかったのでしょうか? 
三菱UFJコンサルティング&リサーチの鈴木ちさ氏に理由を聞いてみました。

――日本で定着しなかった理由は?
 「フラッシュマーケティングの本来の手法は“体験”を共有すること。
30人が24時間以内に購入する、というイベントを体験し、レストランのコースを安く体験する、というところが新しかったのですが、徐々に、単に安いだけのクーポンになってしまった。
当時、デフレだったこともあり、単なる安売りには、ユーザーが共感しなくなったのが一番の原因ではないでしょうか」

――あれだけ話題になりユーザーに受け入れられなかったわけではないと思いますが?
 「フラッシュマーケティングの手法自体、イベント性があり、ゲーム感覚があったと思います。
そういう意味では、新しさとおもしろさがあり、当初はユーザーからの支持を得ました。
反面、ゲーム感覚のものは飽きられやすい、というリスクもあり、飽きられやすいサービスだったのかもしれません」

――グルーポンのおせち事件の影響もあったと思いますか?
 「あったと思います。
ネット上で商品を購入する際に、やはり信用性というものがネックになります。
かつて、ネットで靴は売れない、と言われていた常識を打ち破ったアメリカのザッポスは、『試着OK、返品可』という新しいスタイルでユーザーからの支持を得ました。
しかし、おせちの事件の場合、クーポンで購入した商品がどういうものが届くか、不安だったにも関わらず、信用を裏切る形となってしまった。
結果として、ユーザーが離れてしまうことにもつながったと思います」

――出店する側にもメリットはなかったのですか?
 「最終的には、出店する側にとってのメリットを見いだせなかったと思います。
前述のように、単なるクーポンサイトになってしまうと、そこに集まってくるユーザーは“チェリーピッカー“と呼ばれる、安売りに集まってくるユーザーばかり。
そうなると、飲食店などがクーポンを提供しても、新規顧客やリピーターが獲得できるのではなく、クーポンの商品だけを食べて、リピートしてくれないお客しか来てくれません。
そうなってしまうと出店する側にとっては、魅力あるサービスとは言えなくなってしまいます」

――再びブームになる可能性はないでしょうか?
 「難しいでしょう。
今は、LINEをはじめとするソーシャルサービスが強くて、“体験の共有”は、LINEを使うことでできてしまう。
また、出店側としては、リピートする顧客を獲得することが目的でもあり、その場合、O2O(オンライン to オフライン)のほうが、優良なリピーターを確保することができます。
モニターになってもらい、商品のレビューを書いてくれるユーザーに対し、クーポンを発行する、などというやりかたのほうが出店側にとってのメリットが大きいですから」

 本来の「体験の共有」を提供し、ユーザーに対してメリットを提供すること、そして出店側にもメリット提供することで成り立つクーポンサービス。
参入障壁こそ低かったものの、ユーザーと出店側、双方のメリットを提供し、継続可能なサービスとして提供することこそ、ハードルが高かったのかもしれません。

■鈴木ちさ 
三菱UFJリサーチ&コンサルティング コンサルティング・国際事業本部 経営戦略部コンサルタント。
大学卒業後、男性化粧品メーカー、教育サービス会社、マーケティング・リサーチ会社を経て現職。
「ブランド」を起点とした組織の活性化、マーケティング戦略策定、顧客コミュニケーション戦略策定など、広義のブランド・マーケティング関連プロジェクトを多く手掛ける。

1年前の記事ですが、現状も同じようなものです。

記事にもあるように、「リピーター獲得」という出店する側にメリットがなかったことから出店数も減少し、安かろう悪かろうのサービスばかりになり、結果的に顧客が離れるようになってしまいました。

今もまだ健在なのは「グルーポン」「ポンパレ」「くまポン」あたりでしょうか。

このビジネスモデルは、運営会社がぼろ儲けできるという点で画期的でしたが、やはり掲載店との共存共栄を図らなかったその戦略に問題があった様な気がします。

例えば、通常1時間1万円の美容マッサージサービスが、5千円の価格で100枚限定販売するというケースを考えましょう。

この場合、クーポンサイトは営業マンが掲載店探しをして、自社サイトに告知し、そのサービスを提供するだけでなんとお店の売上の半分を総取りできます。

上記例では、1枚売れるたびに2500円がクーポンサイトの売上になるのですから、まさに他人のふんどしで相撲をとって濡れ手で粟状態なわけです。

営業マンからすれば、お店から極力安いディスカウント率を引き出すことで、サイトに掲載される内容の充実度をアップして、クーポンの売れ残りが無いようにすれば、1枚当たりの上がりは下がっても確実に売上が見込めます。

そこで、本来通常価格が1万円なのをわざわざ1万2千としてディスカウント率を上げてより魅力的に見せようとするお店もでてきます。

お店側にすれば、お店の暇な時間に来てもらえばうまく回転するものの、利用者が使う時間帯はなぜか重なります。

そうなると、予約が取れないというクレームに悩まされます。

また、こうした利用者の多くは値段が安いから利用するという割り切った客層ですので、リピーターとしてなかなか定着しません。

しかも、お店の常連客からすれば、こちらは正規の料金を払っているのに、クーポンを利用する一見(いちげん)さんの方が安く利用できるとわかれば、ばからしくてお店から離れていきます。

店側にはこうした多くのリスクがあるにもかかわらず、クーポンサイトは知らん振りです。

掲載してくれた店にアフターサービスをかけるよりも、新しいお店を探すほうが手っ取り早く利益につながるからです。

おそらくよっぽどの事がない限り、一度掲載したお店が同じサイトにもう1度掲載することはないのではないでしょうか。

そうしたwin&loseで一期一会的な冷たい関係が、「おせち問題」を引き起こしてしまった原因の1つだと思います。

そうしたいろいろなクレームを見越してか、多くのクーポンサイトのカスタマーセンターは有料電話で対応しているのを知っていましたか?

掲載責任ある運営会社が、掲載されているサービスに対する問い合わせを受けるのに、有料ということが彼らの経営姿勢を端的にあらわしています。

お客様のクレーム(もちろん中にはモンスター客もいますが)をサービス向上の宝とせず、できるだけ受けないで済まそうとするイヤシイ根性は、「クレームはお店の責任で自分たちは関係ない」という無言のアピールをしているのと同じです。

自分たちは何もリスクをとらないで、でもお店の利益はちゃっかり半分もって行きながら、苦楽をともにしようとしない会社が永く繁栄するとは思えません。

今後日本でクーポンサービスを拡大するためには、掲載店との共存共栄関係の構築以外にはないでしょう。

すき家はゆがんだお客様至上主義が従業員の一方的な犠牲を招いて頓挫し、クーポンビジネスは新しいビジネスモデルを過信しすぎて、掲載店を蔑(ないがし)ろにしてきたツケがまわったという点で、両者ともうまくwin&winの関係を築けなかったことが失敗の要因だったのではないでしょうか。

世の中、そんな甘いもんやおまへんで~、ですよね。

では、音楽の時間です。
ニルソンの曲をアル・クーパーがジャズっぽくアレンジするとこうなります。
Blood Sweat and Tears-Without Her