★シンガポール★ 2008/06
シンガポール・ラッフルズホテル
エキゾチックな響きに惹かれて、手に取った一冊の本
村上 龍「ラッフルズ・ホテル」
藤谷美和子が主演で映画にもなりました。
シンガポールスリング発祥の地でもあるラッフルズ。
「ラッフルズのロングバーでシンガポールスリングを飲む」
憧れて、かの地を踏んだあの日・・・
思い切りおしゃれをして、タクシーでラッフルズに乗りつけたは良いが
ホテル内で迷ってしまった私・・・
当時のラッフルズホテル・マネージャーにバーまで案内してもらい
一緒にシンガポールスリングを飲むことに!
そして、翌日
かの有名な「ハイティー」に招待してもらったのでした。
ラッフルズホテルの客室棟は宿泊者以外立ち入り禁止。
にもかかわらず、ホテルの隅々まで案内してくれたマネージャーさん。
ツアーの後は、憧れのティフィンルームでハイティー♪とVIP待遇。
そんな夢心地の私を待っていたのは
もっと夢のようなRVとの出会い。
それは
サマセットモームなど文豪の溜まり場だったライターズバーで。
しなやかな野生の豹のようなRVは
制服を着てカウンターの向こうで微笑んでいました。
一瞬で恋に落ちてしまった私。
彼の笑顔を見ていたくて3杯もおかわりしたコーヒーは
ちょっぴり、というか、相当苦かったっけ・・・
あれから時は流れ、15年振りに訪れたシンガポール。
修復されたラッフルズホテルは変わらぬ白亜の姿。
ヒゲをはやし、ターバンを巻いたインド人ドアマンが
昔と変わらずゲストを迎えている。
懐かしい思い出がつまったライターズ・バーも記憶と変わらない。
違うのは、RVがいないことだけ。
「コーヒーを頂けるかしら?」
「なんだか、ちょっと悲しそうですね」
中国系のバースタッフの青年は、心配げに首を傾げている。
「ちょっと、懐かしい思い出がこのバーにあるのよ・・・」
「へぇ、そうなんですか? どんな思い出ですか?」
実はね・・・・
優しそうな青年に、RVの思い出を話しながら
若かった自分を振り返る。
「とっても好きだったのよ。今でも良い思い出。」
コーヒーは昔と変わらず苦く・・・
ほろ苦い思い出の味がした。
「 じゃ、これで 」
「 お勘定はいいですよ。 彼も代金をとらなかったんでしょう? 」
「 でも・・・ 」
「 今回は、僕に良い思い出を作らせてください 」
青年の優しい笑顔が、あの日のRVの笑顔と重なった・・・・
■追記■
シンガポールは今回(2008/06)二度目の訪問でした。
お話は全て事実です。
一回目で知り合った、バースタッフRVとは
その後、マレーシアで再会を果たします。
(その話は、マレーシア編で)
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